日本でも、iOSの「メッセージ」でキッズの不適切な写真の送受信を制限

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Appleは、iOSやmacOSに搭載されているIMアプリの「メッセージ」を使うキッズを不適切な情報から保護するために、裸の写真の送受信を制限する機能が日本でも数週間以内に導入されます。ペアレンタルコントロールの1つとして、米国では2021年12月に導入されている機能になります。

アカウントの管理をする保護者が設定を行うと、「メッセージ」で裸の写真ファイルの添付が検出された時に警告と通知が出るようになります。自分から送信する場合と、相手側から受信する場合の両方で機能するので、子供が事件に巻き込まれるケースを未然に防げるというものです。

iOSのペアレンタルコントロール

子供にiPhoneやiPadを与える際には、ペアレンタルコントロールを設定しておきましょう。

ファミリー共有」でアカウントを管理しつつ、「スクリーンタイム」でコンテンツとプライバシーの制限を設定することで、課金や有害な情報を可能な限り遮断することができます。

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12歳以下はアカウント管理推奨。

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スクリーンタイムのコンテンツとプライバシーの制限では、App StoreでAppの購入や課金の制限、成人向けWebサイトの制限、不適切な表現を用いたコンテンツ(動画や音楽)を再生できなくするといった設定が行なえます。

クラウドストレージはアップするファイルに注意

iCloudだけに限った話ではありませんが、米国のクラウドストレージサービスは基本的に検閲があることで知られています。特に、児童ポルノに関するファイルはAAA級で監視されており、某大手のクラウドストレージサービスでは、赤ちゃんが入浴しているご家庭内のプライベート写真であっても、自動検閲に引っかかってアカウントが凍結されてしまうケースがあるほどセンシティブに設定されていると言われています。

AppleのクラウドストレージであるiCloudも、それらと同様に児童ポルノの検出と通報機能を実装するとしていましたが、批判を受けたため導入は見送られています。

LINE使う人多いし、意味のない制限だよ

日本ではiPhoneが人気ですが、なぜかIMアプリだけは「LINE」を使いたがる人が多く、結局「LINE」を使わざるを得ないという事情があります。いくらAppleが「メッセージ」のペアレンタルコントロールを強化したところで、「LINE」を使われたら元の木阿弥という側面もあるので、米国ほど効果のある機能制限にはならないかも。

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