iOSやMacのアプリでデータ同期ができない!?原因はiCloudサーバー側の問題だった

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Icloudsync issue 503errors 1

iCloudでデータを同期するiOS / iPadOSアプリやmacOSアプリで、データの同期でエラーが発生するという症状が昨年の11月頃から確認されていたようです。

iOS / iPadOSアプリやmacOSアプリにはiCloudでデータを同期するものが多くあるので、「そう言えば・・・」と心当たりのある方もいらっしゃると思います。このデータ同期がうまくとれないという症状は、特定のアプリに原因があるのではなく、iCloudのサーバー側の問題でした。

具体的には、iCloudサーバーから503エラーが返されてサーバーとの接続ができず、アプリのデータが同期できないというものです。

  • 一部のアプリでiCloudのデータ同期が正常に動作しない
  • 2021年11月頃から発生している症状
  • 原因は、iCloudのサーバー側の問題

この問題は2021年11月頃から確認されていましたが、Appleは2022年1月末の最近になってやっと対策を講じたらしく、Appleに問い合わせたアプリ開発者によると「問題を修正したのでiCloudとのデータ同期が正常に戻っているよ」という返答があったといいます。

言われてみれば、確かに、一部アプリで同期がとれない症状が出ていたような気がする・・・。

自分が使っているアプリでは、メモアプリの「Bear」は同期できますが、RSSリーダーの「News Explorer」は同期が正常にとれていないような症状があります。これはアプリの問題なのかなー?と思っていたのですが、iCloudサーバーに問題があったのでしょうか。それとも両方かな?

Icloudsync issue 503errors

「News Explorer」にはmacOS版とiOS版とiPadOS版があります。macOSとiOSとではちゃんと同期がとれていますが、iPadOSではなぜか同期が上手くとれず、既読にしたり記事やお気に入りに入れた記事が正しく反映されていません。

他のデバイスで既読にしても、iPadOSで既読していない記事は残ったままで同期されるので、未読の記事がドンドン増えていきます。OS別に異なるデータで同期してるのか?と思うくらい。でもmacOSとiOSのデータはちゃんと同期されるので、そういう事は無さそう。

・・・まあ、それは良いとして、今回の一番の問題点は、iCloudサーバーで不具合が発生していたことではなく、不具合の修正に2ヶ月〜3ヶ月もかかったということです。iCloudサーバーでデータ同期をするアプリで、データの同期が最も重要視されるようなアプリについては、致命的な問題と言えるのに、修正されるまで2ヶ月〜3ヶ月もかかったというのは、なかなかヤバいですね。

しかも、問題が完全に修正されたとは言い切れず、再び発生する可能性もあります。

というわけで、データの保存・同期を他のクラウドストレージに設定できるアプリなら、そうしておくべきかも。ただ、今回問題になっているアプリは、データの保存・同期がiCloudのみでしか使えません。そもそも、選択できる設定そのものが無いっていう仕様になっているものばかり。便利な反面、こういうときには不便に変わってしまいます。

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