![1stgen_iphone_auction-02.png 1stgen iphone auction 02](https://ipod.item-get.com/img/23/02/1stgen_iphone_auction-02.png)
(image: LCG Auctions)
アメリカのオークションサイトLCG Auctionsに初代iPhoneが出品され、63,356ドル(約850万円)で落札されています。
LCG Auctionsは、1970年代〜90年代のポップ カルチャーのコレクションに特化したオークションサイトで、主な出品物は「トランスフォーマー」「スター・ウォーズ」「GIジョー」「TMNT」「マーベル・コミック」「DCコミックス」など。米国のおじさん世代をターゲットにしたエモいおもちゃを取り扱うオークションサイトになります。
そこに急遽、新品未開封の初代iPhoneが出品され超高額で落札されました。
初代iPhone
- Model A1203, Order MA712LL/A (8GB)
- 2007年発売モデル
- 新品未開封
- 2,500ドル(約33.5万円)で出品
- 63,356ドル(約850万円)で落札
当時の価格は、8GBモデルで499ドル。
それを新品未開封のまま16年寝かせるだけで、約127倍の価値になったという夢のような話。
今のiPhone 14シリーズを16年寝かせても、ここまでの価値は出ないでしょう。
Apple製品では、初代iPodも新品未開封の物がネットで高額取引されていますが、初代iPhoneほどの価値は出ていません。
初代という部分に価値を見出す人は一定数居るので、富裕層にその製品のファンが多ければ価値も高騰していきます。そういう意味では、初代iPhoneはコレクター向けの製品だったといえます。スマートフォンということで、新品未開封のまま保存されている物が少ないのも希少性が高いというわけで、ここまで高額で落札されたのでしょう。
同オークションでは2022年にも初代iPhoneが出品されていて、その時は39,339ドルで落札されています。それからわずか1年で、落札額は1.6倍に上昇しています。
トランスフォーマーも超高額に
ちなみに、日本でもおなじみの「トランスフォーマー」の価値は?
![1stgen_iphone_auction-01.png 1stgen iphone auction 01](https://ipod.item-get.com/img/23/02/1stgen_iphone_auction-01.png)
(image: LCG Auctions)
実は、こちらもかなりの高値で取引されていました。
- グリムロック:22,206ドル
- サウンドウェーブ:20,188ドル
- ジェットファイヤー:18,353ドル
- バンブルビー:18,353ドル
- コンボイ(オプティマスプライム):16,685ドル
- クリフジャンパー:12,998ドル
- メガトロン:6,510ドル
- スタースクリーム:4,891ドル
- ウルトラマグナス:2,761ドル
- ショックウェーブ:2,761ドル
どれも30万円以上の値が付いています。
価値があるのは、根強い人気のあるトランスフォーマーシリーズでも、最も濃いファンの多い初代のG1シリーズのおもちゃ。その中でも一番高額で落札されているのが、新品未開封のグリムロックになります。
その落札価格は・・・22,206ドル(約298万円)!
まさかの3桁万円。元は数千円のおもちゃがここまで高額になるとは、誰が予想できたでしょう。ここまで来ると、当時の値札が付いていた方がエモくて価値が上がったりするとか、そういうのがありそうですね。
おもちゃを投資対象とするのは、超長期での話になるのであまり現実的ではありませんが、新品未開封品のまま30年〜40年近く保存できる環境があるなら、試してみるのもおもしろいかもしれませんね。
「ジョブレイバー」や「シンカリオン」も40年後にはプレミアが付いている・・・かな?
- Source LCG Auctions 初代iPhone
- Source LCG Auctions トランスフォーマー
- Via CNN Business