4モデルあるiPhone 15シリーズのうち、ハイエンドのiPhone 15 Proと15 Pro Maxはより薄型ベゼルのディスプレイが搭載されます。Bloombergの記事によると、前モデルのiPhone 14 Proのベゼルと比べて0.7mm縮小されるということです。
iPhone 15でより薄くなるベゼル
- iPhone 14 Proのベゼル:2.2mm
- iPhone 15 Proのベゼル:1.5mm
この薄型ベゼルを実現したのがLIPO(Low Injection Pressure Over)というディスプレイの技術。Apple Watch Series 7から採用されている技術ですが、iPhoneに採用されるのはiPhone 15 Proが初となります。
ベゼルが1.5mmになることで、本体サイズはそのままでディスプレイの表示面積を大きくできる、見た時の印象がよりフルディスプレイに近づくといったメリットが生まれます。さらにAppleは、iPad Proでもベゼルの薄型化を計画しているといわれています。
iPhone 15シリーズ全モデルが値上げか?
最も気になるiPhone 15シリーズの価格については、米国内ではProモデルのみ値上げとなっていますが、米国外では全てのモデルが値上げされると言及されています。
これまでに出ているアナリストの予想では、iPhone 15 Proが100ドル、15 Pro Maxが200ドルの値上げと言われています。これはフレームの素材がチタンに変わったことや前述のLIPOディスプレイ、3nmプロセスのA17チップ、ペリスコープ望遠レンズ(Pro Maxのみ)など、エントリーモデルにはない高価なパーツが価格に反映されているということで納得がいきます。
米国外では全てのモデルが値上げされるというのは、外国為替の影響もありそうですが、どちらにしても現在の価格よりもちょっと値上げされるということです。
2023年に登場のApple Watch
2023年に登場するApple Watchについては、Apple Watch Series 9とApple Watch Ultra 2が予想されています。Apple Watch Series 9はS9チップ搭載でパフォーマンスが大幅に向上、Apple Watch Ultra 2はダークチタンカラーのカラーバリエーションが追加されます。
SEモデルは2年サイクルで刷新されているため、2022年にSE 2が登場したばかりのApple Watch SEの後継モデルは、今年は登場しません。
- Source Bloomberg