2024年に登場するiPadファミリーについて、アナリストのMIng-Chi Kuoさんの予測レポートが公開されました。2024年には全てのiPadでアップグレードまたはモデルチェンジが行われると言われており、その中でも注目されているのが、3nmプロセスのM3チップの搭載と有機ELディスプレイの搭載です。
登場時期については、iPad Air 6が2024年第1四半期に、M3チップと有機EL搭載iPad Proが2024年第1四半期〜第2四半期にかけて。iPad mini 7とiPad 11は、2024年の後半に生産されるスケジュールとなっています。
iPad Air 6(2024年 第1四半期)
- 10.9インチと12.9インチの2モデル展開
- 液晶ディスプレイだが、iPad Proと同等のミニLEDのバックプレートが採用され画面性能は向上している
- 2024年第1四半期に登場
iPad Proとほぼ同じサイズ展開となるiPad Air 6。 ディスプレイもアップグレードされていて、比較的お手頃価格のiPad Proの代替として提案されそうです。
有機EL iPad Pro(2024年 第1四半期〜第2四半期)
- ミニLEDから有機ELディスプレイへ移行する最初のiPad
- iPhone 15 Proのディスプレイと同じ技術が採用され、現行のiPad Proよりも優れた性能と消費電力を実現している
- M3チップを搭載
- 改良された筐体
- 販売価格がさらに高くなる可能性がある
- 2024年第1四半期〜第2四半期にかけて登場
2024年に大きくアップグレードされるのはiPad Proです。 M3チップの搭載と有機ELディスプレイの搭載はiPad Proをさらなる高みへと導きますが、価格もさらなる高みを目指すことになりそうです。
iPad mini 7とiPad 11(2024年 後半)
- 2024年の後半に登場
- iPad mini 7の当初の発売時期は第1四半期、iPad Air 6と同じだったが延期された
- iPad 10は2024年末までに生産終了する
「お前らは後回しだ」感がものすごくあるのが、Aシリーズのチップを搭載する通常モデルのiPad達です。当初、iPad Air 6と同時期に登場すると言われていたiPad mini 7は、発売が2024年後半に延期されました。ゼリースクロールの改善など小さな改良点とAチップのアップグレードが予想されているモデルです。
最も安価なモデルとなるiPad 10は、2024年末までに生産終了するということなので、購入するのであれば年末までのセール価格で手に入れたいところです。
- Source 郭明錤 (Ming-Chi Kuo)