Metaが研究中の次世代XRヘッドセットMirror Lake、Apple Vision Proを強く意識

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Meta MirrorLake XRHeadset 3
(image: Meta Reality Labs)

Metaは、Appleの「Vision Pro」に対抗する次世代XRヘッドセットの研究を行っています。

コードネーム「Mirror Lake」という名称で研究されており、2022年の6月にはコンセプトデザインして発表されていますが、11月にMetaの研究者がアリゾナ大学で講演を行った際に、このヘッドセットの映像が公開されました。

プロトタイプの実物ではなくレンダリングCGムービーになりますが、Appleの「Vision Pro」をかなり意識したXRヘッドセットになっています。

Meta MirrorLake XRHeadset 2
(image: Meta Reality Labs)

スノボ用ゴーグルのような大きさで、装着バンドはサイドのみ。横から見ると、目の部分が開放されていてサングラスのようでもあります。

この薄さを実現するのが、ディスプレイを担うレンズの進化です。

現行の「Meta Quest 3」のパンケーキレンズよりも薄くて平らな「ホロケーキレンズ」を採用することで、ヘッドセットをより薄型にすることができます。

Meta MirrorLake XRHeadset 4
(image: Meta Reality Labs)

ホロケーキレンズは湾曲したレンズを使わないので、厚みはパンケーキレンズの約半分になります。

Meta MirrorLake XRHeadset 5
(image: Meta Reality Labs)

こちらは、「Mirror Lake」とは別の「Butterscotch」と呼ばれる研究中のヘッドセットの解像度。「Meta Quest 2」より大幅に解像度がアップしています。黎明期のデバイスである「Oculus Rift」と比べると、もはや別次元。XRヘッドセットの解像度がこのレベルに達したら、コンテンツの質も一気に底上げされるでしょう。

Meta MirrorLake XRHeadset 1
(image: Meta Reality Labs)

話を「Mirror Lake」に戻しまして、機能面では、装着者の目の動きをトラッキングする機能がポイントになります。この機能を使って仮想オブジェクトに焦点を合わせることができます。また、ヘッドセットの前面ディスプレイに装着者の目の映像が映し出し、装着者の視点が周囲の人にも分かるようにするリバース パススルー機能もあります。

「Mirror Lake」は研究されているだけで、製品化へ向けた開発はまだ行われていませんが、実現可能な技術を使って構想されているので、近い将来には製品化も期待されます。

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