「iPhoneを探す」をオンにした状態でiPhoneの修理ができるようになるかもしれないという、ちょっとした機能改善の片鱗が発見されました。
iOS 17.5ベータ4では「探す」にiPhoneを登録した状態で修理に出すことができる「修理準備モード」が追加されていて、盗難デバイスの保護を有効にした状態でiPhoneの修理ができるようになることがわかりました。
「探す」からiPhoneを削除しようとすると、「iPhoneを削除できません」「このデバイスの修理の準備をしますか?」というメッセージが表示され、続けるをタップすると修理準備(Ready for Repair)モードになります。
修理準備モードに入ると「探す」に「修理準備完了」というバッジが表示されます。
このモードはiPhoneでのみ利用できます。
(iOS 17.4ベータ4では修理状態モードを解除することができないので注意)
デバイスの紛失や盗難を防ぐ「盗難デバイスの保護」は、 iOS 17.3 より追加されたセキュリティ機能です。
この機能は位置情報をトラッキングする「探す」とセットになっているため、「盗難デバイスの保護」がオンになっている間は「探す」をオフにすることはできません。
まず「盗難デバイスの保護」をオフにしなければなりませんが、オフしてからすぐにはセキュリティ設定を変更することができないようになっているため、「盗難デバイスの保護」をオフにして1時間ほど待ってから「探す」をオフにするという時間と手間がかかるようになりました。
今回の「修理準備モード」はその回避策として追加されるとみられ、使い道としては主に、Appleストアや正規サービスプロバイダーにiPhoneを持ち込み修理する際にこのモードにして出せよという機能のようです。
iOS 17.5は、5月中に正式リリースされる予定です。
- Source 9to5Mac