Final Cut Proが空間ビデオの編集をサポート、AIを使った自動マスクや文字起こしも実装

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Final Cut Pro 11 spatial video editing

Appleの動画編集ソフトFinal Cut Pro 11のアップデートが行われ、新機能としてAI機能空間ビデオの編集が追加されました。

昨日のDaVinci Resolveに続く、空間ビデオの編集機能の実装。iPhone 15 Pro、iPhone 16、iPhone 16 Proで撮影した空間ビデオを読み込んで、Final Cut Proで編集したものとVision Proでプレビューしたり、visionOS Vimeoアプリにアップロードして他のユーザーと共有することができます。

AI機能では、「Magnetic Mask」と「Transcribe to Captions」が新しく追加されました。

Final Cut Pro 11に実装されたAI搭載ツールの「Magnetic Mask」は、その名の通りクリップ内の人物や対象物を自動で認識して背景と分けてくれます。マスクした部分だけ色補正したりエフェクトをかけるといった使い方ができます。

「Transcribe to Captions」は文字起こしツール。Appleが学習させたAIの大規模言語モデルを使用して、音声を文字起こししてキャプションとしてタイムラインに自動生成できます。この手の文字起こしツールは英語のみで使える場合が多いので、日本語でちゃんと使えるのかという点がかなり重要です。

こちらのFinal Cut Proは有償ソフトとなりMac版を利用するには45,000円かかる(有償のビデオ編集アプリとしてはリーズナブルな部類に入りますが)ため、空間ビデオの編集だけなら無料でも使えるDaVinci Resolveの方がいいでしょう。使い方にはやや癖がありますが、切った貼ったの簡単な編集だけならすぐに慣れるのでおすすめです。

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