Appleは、折りたたみiPhone Foldのヒンジのパーツとして「金属ガラス(アモルファス金属)」を選択したようです。
アモルファス金属は原子構造が無秩序な「ガラス状」の構造を持つ金属で、製造方法の特徴からマーケティング用語として 液体金属(liquid metal) という名称が用いられます。
以前より、アナリストのMing-Chi Kuo氏が、折りたたみiPhoneのヒンジ部分のパーツとして「液体金属」が採用されるという情報を共有していました。今回の金属ガラス(アモルファス金属)の情報とも合致しています。
金属ガラス(アモルファス金属)とは、どういった素材なのでしょうか?
以下に特性をまとめました。
アモルファス金属の特性
- 一般的なチタンの約2.5倍の硬度
- 歪みや欠陥が少ない
- 腐食に強い
- 曲げや変形に対する耐性がある
- 摩耗しにくい
- 滑らかで光沢のある仕上げを持ち、見た目が美しい
- 複雑な形状の設計が容易で小型の部品に向いている
Apple製品では、iPhoneのSIMピンにも使われている素材になります。
iPhoneのSIMピンも、一見華奢に見えて曲げようとしてもなかなか曲がらないですし、この特性を見ると、ヒンジ部分にピッタリの素材ということがわかりますね。
折りたたみ式iPhoneは、2027年にリリース予定。 横開きタイプで折り目のつきにくいディスプレイ、2つの背面カメラ、1つの前面カメラ、電源ボタンに統合されたTouchIDを搭載。デバイスの厚さは、展開時に4.5mm、閉じた時は9mm〜9.5mmとかなり薄型のデバイスになると予想されています。
- Source Weibo