Appeの音楽制作ツール「Logic Pro」がアップデートで新機能が追加されました。
新機能として追加されたのはマスタリングアシスタントとよばれる機能で、ミックスにプロフェッショナルな最終の磨きを加えることができます。具体的にはオーディオを分析して、ダイナミクス、周波数バランス、音色、ラウドネスを自動で調整してくれる機能になります。
また、動画編集ツールの「Final Cut Pro」も11月後半にリリースされるアップデートで多くの新機能が追加されます。
- 新しい機械学習モデルによるオブジェクトトラッカーの改善
- タイムラインの自動スクロール
- ダイナミックタイムラインビュー調整
- 一目でわかるタイムライン構成
- H.264 および HEVC エクスポートの高速化
オブジェクトトラッカーは、人の顔などを指定して追跡してくれる機能。人の顔にモザイクを入れたりぼかす時などに使いますが、新しい機械学習モデルによってトラッキング精度をさらに高めているようです。
機械学習というと広義ではAIのように認識されますが、機械学習(ML)は蓄積したデータから作られたアルゴリズムを使って処理するようになっているので、AIほどの自由度はありません。そのため、なんとかGPTのように変な処理も行われないので安心して使うことができます。
「Logic Pro」のマスタリングアシスタントも自動調節機能ということで、なんとなくAIを用いた機能のように思えますが、公にはAI機能とも機械学習(ML)とも明記されていません。
Appleはいずれ全てのソフトウェアにAIを実装することを目指していると言われていますが、まだその時は来ていないようです。
- Source Apple (日本)