1月20日に中国のAI企業DeepSeekより発表された「DeepSeek-R1」の凄さが、先週末あたりから一気に浸透し始めてきました。さらに、DeepSeekのスマホアプリも登場し、米国のAppStoreでChatGPTを上回るダウンロード数を叩き出しています。
DeepSeek-R1のココが凄い
- 実行にかかるコストが低いので、ローカル環境でも使いやすいです。
- パフォーマンスはOpenAI o1の公式バージョンに匹敵します。
- 5GB以内の小型版モデルでも、GPT-4oよりパフォーマンスが高い。
- オープンソース、MITライセンスで利用できます。
- Metaが自社の大規模モデルLlama再構築のために、DeepSeekを研究する検討に入りました。
DeepSeekの登場からまだ1週間しか経っていませんが、OpenAIとNVIDIAの影響力は弱まると判断されて、1月27日のアジア時間に米国のAI関連株やハイテク株が急落しました。
そもそも、DeepSeekがなぜこんなにも小型軽量を突き詰めたのかというと、バイデン政権時代の米国政府が、中国やロシア、北朝鮮に対してAI半導体(NVIDIAのGPU)の輸出規制を強化したことが経緯としてあります。
高性能なGPUが入ってこないから小型軽量なAIを開発せざるを得なかった、その結果がDeepSeekの登場につながったとすれば、米国にとっては皮肉な話ですね。もちろん、規制強化していなくても登場していたかもしれませんけどね。
DeepSeekの公式スマホアプリ
「DeepSeek - AIアシスタント」はDeepSeekの公式アプリで、無料で利用可能です。ChatGPTやGeminiなどと同じく、チャットボットとして使うことができます。
- App StoreDeepSeek
- Google PlayDeepSeek
スマホ版のDeepSeekを使ってみよう
DeepSeekの利用にはログインが必要です。 GoogleまたはAppleアカウントでもサインインできますが、アカウントを紐づけたくないので、メールアドレスとパスワードでサインアップ・・・と思ったら、アクセスが集中しているからかネットワーク障害でメール認証が全くできなかったので、また今度にします。
- Source DeepSeek