DJIから、コンパクトに折り畳めるエントリーレベルの撮影用ドローンDJI Flipが発売されました。
48MPカメラに1/1.3インチCMOSセンサーを搭載。同価格帯のエントリーモデルとしては初めて4K@60fpsの動画撮影に対応。カメラドローンのスペックとしては、非常にちょうどいい仕上がり。
製品のコンセプトは「オールインワンVlogカメラドローン」で、空撮、日常の撮影、レジャーにといわゆるVlogに最適。
コンセプトは手のひらドローンのDJI Neoとかぶりますが、DJI Flipは普通の撮影用ドローンとしても十分使えるスペック。エントリーモデルのDJI NeoとDJI Mini 3のいいとこ取りをしたモデル。
日本での価格は66,660円から。
RC-N3送信機が付属してこの価格なので、一式セットの価格でみると、DJI Neo(+RC-N3送信機)やDJI Mini 3との価格差は1万円ほど。この価格差なら、コンパクトに持ち運べて、飛行時間も長くて、48MPカメラを搭載して4K@60fpsで動画撮影できるDJi Flipを選ぶという人も多いのでは?
DJI Flipの特長
- 折りたたみ式のアームに全面保護プロペラガードを装備
- 1/1.3インチ CMOSセンサーで4K/60fps HDR動画撮影
- AIトラッキング機能により、被写体をフレーム内に捉え続けてくれる
- 手のひらフライト
- 最大飛行時間 31分
エントリーモデルのDJI NeoやDJI Mini 3と比較すると、以下のようなメリットがあります。
- 4K/60fps HDRビデオ撮影ができる
- 前方および下方障害物検知
- 最大映像伝送距離:8km(日本)
48Mカメラ搭載なので、写真撮影もいけます。
という感じでスペックはいいとして、1つ気になるのがアームの耐久性です。
通常の折りたたみ式ドローンは、アームを水平に収納する構造になっていますが、こちらのDJI Flipはまっすぐ垂直に折りたたむ構造になっていて、軽量化のためにアームやプロペラ部分はかなりスリムになっています。
どう見てもタフには見えないので、不整地での着陸や、輸送時の取り扱いにはちょっと注意したほうがいいでしょう。この手の製品って、購入してしばらくは丁寧に扱っていても、慣れてくるとラフに扱いがちなので、その時にどうなるか。
おもちゃとして使うなら、ラフに扱えるDJI Neoの方がいいかも。