新しく発売された iPad 11 (A16) は、iPad 10 と比べてどこが変わった?
Appleのサイトから主要スペックをチェックすると、iPad 10からiPad 11への変更点は、A16チップになったこと、最小ストレージモデルが64GBから128GBに変わったこと、ディスプレイが10.9インチから11インチへと変更され、Bluetoothが5.2から5.3に変わっているくらいで、そこまで大きなアップデートはありません。
iPad 11(A16)とiPad 10の比較
特徴 | iPad 11 (A16) | iPad 10 |
---|---|---|
ディスプレイ | 11インチ Liquid Retinaディスプレイ | 10.9インチ Liquid Retinaディスプレイ |
解像度 | 2,360 x 1,640ピクセル | 2,360 x 1,640ピクセル |
チップ | A16チップ | A14 Bionicチップ |
CPU | 5コア | 6コア |
GPU | 4コア | 4コア |
Neural Engine | 16コア | 16コア |
カメラ | 12MP広角カメラ | 12MP広角カメラ |
フロントカメラ | 12MPセンターフレームカメラ | 12MPセンターフレームカメラ |
ビデオ撮影 | 4Kビデオ撮影 | 4Kビデオ撮影 |
ストレージ | 128GB, 256GB, 512GB | 64GB, 256GB |
バッテリー | 最大10時間 | 最大10時間 |
オーディオ | ステレオスピーカー | ステレオスピーカー |
センサー | Touch ID | Touch ID |
ポート | USB-C | USB-C |
Wi-Fi | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6 |
Bluetooth | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.2 |
カラー | シルバー, ブルー, ピンク, イエロー | シルバー, ブルー, ピンク, イエロー |
価格 | 58,800円(税込)から | 58,800円(税込)から |
RAMは1GBの差
A16チップはiPhone 15に搭載されているチップで4GB RAM、A14チップはiPhone 12に搭載されているチップで3GB RAMになります。世代としては3世代違い、内蔵されているRAMは1GBの差があります。
Apple Intelligence対応モデルと比べるとそれでも半分のRAMしかありませんが、普通にタブレットとして使うだけなら必要十分なスペックです。
iPad 11(A16)とiPad 10のどちらを買うべきか?
パフォーマンスに差はありますが、外観は全く同じで価格も全く同じ両モデル。同じ価格なら、間違いなくA16チップと128GBストレージになっているiPad 11の方がお買い得だといえます。
ただし、iPad 10がセール価格で5万円前後で入手できる場合は、非常に悩ましい部分もあります。
動画や電子書籍などコンテンツの消費用端末、子供用タブレットなど用途を限定した安価なタブレットを求めているなら、スペックはそこそこでも安いほうがいいわけですから、その場合はiPad 10も選択肢に入ります。しかし、ストレージが64GBから128GBになっているアドバンテージは大きく、iPadでゲームをプレイする可能性があるなら、少しプラスしてiPad 11にしておくのがベストでしょう。