Appleが開発中の折りたたみiPhoneは、ヒンジ部分の素材として液体金属が用いられるようです。
アナリストのMing-Chi Kuo氏がサプライチェーンからの情報として伝えている内容によると、Appleは折りたたみiPhoneの耐久性の向上、フラットで折り目ができるだけ無いデザインを目指していて、その目標達成のために、液体金属から作成されたヒンジが採用されるということです。
液体金属(Liquid Metal)というと、ターミネーター2のドロドロに溶けた銀色のアレを連想しますが、Apple製品のパーツとして古くから用いられている素材でもあります。最も一般的なパーツでは、iPhoneのSIMピンが液体金属から作られています。
iPhone付属のSIMピン、単なるクリップの亜種くらいにしか思っていませんでしたが、実はハイテク素材から作られていた!
液体金属は強度が高く軽量で、耐食性に優れているのが特長で、小さなパーツに適しているということで、ヒンジにもピッタリというわけです。このヒンジに用いる液体金属の独占サプライヤーとしては、中国のDongguan Eontecの名前が挙がっています。
また、折りたたみiPhoneの本体部分の素材については、耐久性を重視してチタニウムとステンレスが採用されると予想されています。価格予想は2,000ドル〜2,500ドルとかなり高価なモデルになるようなので、素材についてもゴージャスなものが採用されることになりそうですね。
- Source 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) on X