iPodの場合は、iTunesと連携することでデフォルトで使いやすいので、使い道に関してはかなり微妙です。
このインストーラーはiPod OSとRockboxとiPod Linux、それをマルチブートできる「iPL Loader2」をワンクリックでインストールしてくれるものです。(但し、これでインストールしたiPod Linuxは使い物にならない)
インストールの下準備
iPodをディスクとして使用するにチェックしておきます。
失敗したときには復旧で工場出荷時に戻ることになるので、iPodのバックアップをしたい人はして置いた方が良いかも。
インストール
Download rbinst.zipをダウンロードして解凍、ディスクモードにしたiPodを接続した状態で.exeファイルをクリックで自動的にインストールが始まります。[ インストーラーのダウンロード ]
完了しました。
ディスクの取り外しからiPodをアンマウントして、起動するかチェックしてみます。
成功していれば、「ピッ!」という音と共にiPL Loaderが立ち上がります。
このまま使用してもいいですが、スキンも何もないのでDisk Modeにしてもう一度PCに接続します。(iTunesは立ち上げないでください。)
リビルドされたRockboxに差し替え
プラグインやパッチを当てたものをリビルドして公開されているので、それに差し替えます。5G/5.5G/nano1Gのみ。[ iPod Experimental :: Rockbox Build ]
解凍したものをiPod内に上書きします。
スキン・フォントを入れる
スキンのダウンロードは以下から。[ Rockbox Themes ]
[ WpsGallery ]
ダウンロードしたら解凍して、.rockbox内にあるフォルダを全部iPod内にある.rockboxフォルダ内にコピーして上書きします。
フォントのダウンロードは以下から。
[ Osakaとか ]
[ iPodもどき日本語フォント ]
解凍してできた.fntファイルを.rockbox>fontsフォルダにコピーします。
Loaderの書き換え
ipodloader.confをダウンロードしてエディタで開きます。以下のようにiPod Linuxの項目を消します。timeoutは操作しなかった場合にbootする時間、defaultはその場合にbootするOS(この場合はLoaderが立ち上がって10秒なにもしないと自動的にApple OSが起動する設定)ということです。timeout = 10
default = 1
Apple OS @ ramimg
Rockbox @ (hd0,1)/ROCKBO~1.IPO
Sleep @ standby
Disk Mode @ diskmode
保存したらiPodのrootにコピーします。
使い方とか
iPodを取り外してrockboxを選択して起動します。
iPodのメニューボタンを押して、Browse themeでスキンを選択。
日本語を使うには、General settings>Display>Browse FontsでOsakaかshnmk12を選択。General settings>Languageでjapaneseを選択。
プレイリストを作成すると、一応ですがiTunesで入れた曲も聴けるようになります。
基本的な操作方法
- ホイール真ん中のボタン長押しでシャットダウン。
- MENUボタンで設定画面とファイル画面を切り替え
- iPodを再起動するにはMENUボタンと真ん中ボタンを同時に長押し
音質の設定とか
ITproの記事によると、人間の左右の耳は音の到達にズレがあり、サウンド設定でクロスフィードを設定することで音の同時到達が可能になり、音がより自然になるとか。イコライザはよくわかりません。
ちなみに、rockboxのipodインストーラーは他にもあるようです。
[ Rockbox Installer X - Download ]