iPhoneのショートカットアイコンを作成することができるiPhoneアプリ「アイコンプロジェクト(Icon Project)」を使って、Jailbreakアプリの「SBSettings」に似た使い方ができるという小技が紹介されています。
通常、このアプリの使い方は、連絡先から電話やメール・SMS/MMSへ一発アクセスできるアイコンをホーム画面に作成するというものですが、URLショートカット機能を利用すれば、明るさ調節やBluetoothの設定へ一発で飛べるようになります。
あくまで設定画面に飛べるだけで、SBSettingsと同様にアイコンをタップするだけでオン・オフを切り替え・・・というわけにはいきませんが、JailbreakしていないiOSデバイスの使い勝手を向上させる小技としては、なかなか良いのではないでしょうか。
iPhoneアプリを使ったショートカットアイコンの作成
やり方ですが、まずはテンプレートを使ってアイコンのデザインを決めます。ここでは、一例として明るさ調節のアイコンを作りました。
デザインを決めたら、アイコンのショートカットを指定します。
URL移動を選択して、作りたいショートカットのパスを入力していきます。パスは prefs:root=○○ という形式になっています。複数のアイコンを作成する際には、Bluetoothキーボードで入力すると便利です。
- 位置情報サービス — prefs:root=LOCATION_SERVICES
- Wi-Fi — prefs:root=WIFI
- Bluetooth — prefs:root=General&path=Bluetooth
- 明るさ調節 — prefs:root=Brightness
- 通知 — prefs:root=NOTIFICATIONS_ID
- 機内モード On — prefs:root=AIRPLANE_MODE
- ネットワーク — prefs:root=General&path=Network
- 言語環境 — prefs:root=General&path=INTERNATIONAL
- ソフトウェアアップデート — prefs:root=General&path=SOFTWARE_UPDATE_LINK
(上記は、使う頻度の高そうな一部を抜粋したものです。全てのパスはCult of Macに掲載されているのでそちらをご参照ください。)
パスを入力したら作成を行い、作成されたアイコンをホーム画面に追加すると完了です。
階層の深い設定項目のショートカットや、普段から頻繁に使う項目をショートカットしておくと便利ですね。
アイコンプロジェクト(Icon Project)
バージョン:1.22
価格:¥85
Webサービスを使ったショートカットアイコンの作成
また、これと同様にショートカットアイコンを作成できるWebサービス「IconSettings」もあります。ショートカットの仕方がアイコンプロジェクトに比べてやや不格好ですが、無料で利用できるのと作業の手間がかからないのは魅力的です。
使い方は、iPhoneのSafariからhttp://iphoneza.co.za/IconSettingsにアクセスして、作成したいショートカットをタップ、開かれたページをキャンセルしてホーム画面に追加します。アイコンは自動で設定されます。