今、注文しても出荷予定日が2ヶ月先という品薄状態にあるApple Watch。
このApple Watchの品薄状態についてWSJが伝えるところによると、ユーザーの飢餓感を煽る品薄商法ではなく、中国サプライメーカーのAAC Technologies Holdingsが生産していた内部部品の「Tapic Engine」に欠陥が見つかったことが理由のようです。
「Tapic Engine」は、リニアアクチュエーターという小型のモーターを使ってバイブレーションを発生させる装置。アラートや通知などを受け取った際に振動させることで、音だけでなく触覚フィードバックでそれを知ることができるといった機能などに使われます。
(AAC Technologiesが生産した)「Tapic Engine」で発見された欠陥は、ある程度使用しているとモーターの振動によって故障してしまうというもの。
この欠陥は発売前のテストで発見されたので、現在発売されているApple Watchの品質に問題はありませんが、結果的に「Tapic Engine」のもう1つのサプライメーカーである日本電産(Nidec)が全ての生産を請け負う形になったことで、生産が追いつかずに出荷に遅れが生じているということです。
あと2ヶ月くらいはこの品薄状態が続くとみられています。
- Source WSJ
- Via Ars Technica