iPhone 7のA10チップは台湾TSMCが独占供給、サムスンが外れたのはA9チップの性能差が原因?

当サイトの記事には広告が含まれます。

A10 tsmc

「iPhone 7」に搭載される「A10チップ」の製造について、どうやら台湾TSMCが独占的に供給することになったようです。

「iPhone 6」に搭載されているA8チップはTSMCのみの製造でしたが、現行の「iPhone 6s」に搭載されるA9チップでは、TSMCとサムスンの2社が製造を請け負う形に変更されています。そして、今回、またTSMCが独占供給する形となります。その理由としては、10nmプロセスのチップ製造技術が評価されたとしていますが、A9チップの性能差も関係あるのかもしれません。

サムスンが外されたのはA9チップの性能差が原因?

TSMCとサムスンの製造に分かれたA9チップでは、TSMC製のA9チップが16nmプロセス、サムスン製のA9チップは14nmプロセスでしたが、実際に使用した場合、発熱や消費電力にかなりの差があることが判明。TSMC製のA9チップの方が消費電力が少なくて低温、バッテリー駆動時間が長いことから、いわゆる“アタリ”。サムスン製のA9チップの方が、消費電力が大きく若干高温になり“ハズレ”とされました。

今回のA10チップはTSMC1社が製造を請け負うことで、このような性能差は生じず、またバッテリー駆動時間にも期待できることから、iPhoneユーザーとしては良いニュースだと言えそうです。

A10チップの製造は、6月より本格的に開始される予定です。

関連するエントリー

PR

楽天モバイル