総務省が発表した電気通信サービスのシェアデータによると、格安SIM(MVNO)の契約数が順調に伸びてきているようです。
契約数は1,346万件(前年同期比 +33.8%)と、緩やかながら右肩上がりで推移。携帯電話の契約数で占める割合でも、8.2%がMVNOユーザーとなっています。純増数ではキャリア(MNO)との逆転現象まで発生しています。
多くの人が、キャリアが割高ということに気づいてきたのか?
キャリアというプリズンからブレイクしつつあるのか?
MVNOサービスの契約数(2016/6)
- 契約数は1,346万件(前期比 +6.0%、前年同期比 +33.8%)
- 契約の内訳は、SIMカード型が678万件(前期比 +12.2%)、通信モジュール型が374万件(前期比 +4.1%)
またこれとは別に、MMD研究所がアンケート調査を行った格安SIMの利用動向調査では、以下のような結果が出ています。
MVNOサービス利用動向(2016/9/26〜10/3)
- MVNOの利用者は14.7%
- 楽天モバイル、OCNモバイルONE、IIJmio、mineo、BIGLOBEが人気
- 契約プランは、音声通話プランが53.8%、データ通信プランが46.2%
- 音声通話プランは楽天モバイル、データ通信プランはOCNモバイルONEが人気
データ通信プランより音声通話プランがやや上回っているということで、キャリアからの完全移行で利用している人もチラホラいるようです。今のところはまだ少数派なので安定して通信や通話ができていても、今後利用者が増えてくるとヤバイ事になるパターンもあるので、一概にMVNO最高〜!というわけにはいかないですが、通信費節約の為に検討するのもいいかもしれません。
ちなみに契約する場合は、OCNやIIJmioなどの一次MVNO事業者(回線を自社が提供している)が安心です。コスト優先なら二次MVNOでもいいですが、混雑するピークタイムにはほぼ使えません。
- Source 総務省
- Source MMD研究所