デビットカード、ドコでも使えるブランドデビットに人気が集中

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Debit riyouzou

日本銀行決済機構局が、最近のデビットカードの動向について調査データを公開しています。

日本は、クレジットカードやデビットカード、電子マネーカードといった決済用カード類の保有枚数では世界第2位ですが、デビットカードの決済金額で見ると最も少ないということです。これは、クレジットカードの審査が他国に比べて緩いため、あえてデビットカードを保有するメリットが無く、小額決済にのみ利用されているという背景があるようです。

その結果とはちょっと矛盾するのですが、ブランドデビットカードの利用者は年々増加傾向にあるようです。

Jデビットとブランドデビット

デビットカードには、金融機関のキャッシュカードをデビットカードとして用いる「Jデビット」と、クレジットカード会社のシステムを使う「ブランドデビット」の2種類があります。

カードの発行枚数では「Jデビット」がかなり多いものの、2010年以降は「ブランドデビット」の利用者が増加傾向にあり、2016年には「Jデビット」よりも決済金額・決済件数共に上回っています。

Debit doukou

 

「ブランドデビット」は、VISAなどの国際ブランドのクレジットカードが利用できる店舗なら何処でも使えるというのが強み。また、ネットバンキングとの親和性の高さも魅力の一つ。審査要らずで持てるクレジットカードの代用品として、今後はさらに「Jデビット」からの移行組が増えていくとみられています。

ただ、小額決済での利用は、実は電子マネーよりも少数派なんですね。
デビットカードが電子マネーのシェアを奪うのは、ちょっと厳しめという評価がされています。

Jdebit uchiwake

こちらは、「Jデビット」利用者の決済金額と利用場所のデータ。
意外にも生命保険や損害保険などの保険料の支払いが最も多く、 次いで家電や衣類といった買い物に使用するという人が続いています。

一部の利用に集中している理由としては、「Jデビット」に対応している加盟店が限定的であることが挙げられています。

これが「ブランドデビット」に変わることで、利用シーンは拡大していくとみられます。

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