産経ニュースによると、「Apple Pay」を使ってタバコを981カートン騙し取った中国人の男が逮捕されています。
「Apple Pay」を使った詐欺事件の摘発は国内初。
手口は、どこかから流出した他人のクレジットカード情報を「Apple Pay」に登録して、それを使ってコンビニでタバコを買えるだけ買ったというもの。これが半端な数ではなく、10時間に渡って合計981カートン(約445万円分)を購入、決済は704回も行われており、これに気づいたカード会社が通報して逮捕に繋がったのだそうです。
対応したコンビニ店長は「爆買いの中国人かと思った」ということですが、10時間もレジを占拠したわけですから、一般客にとってはかなり迷惑な話。
通常、「Apple Pay」にカード情報を登録するには、カード会社から発行される認証コードが必要ですが、今回の犯人は「iPhoneの持ち主が変わった」として、カードの名義人とは別のメールアドレスに認証コードを送らせることで入手していたようです。
つまり、完全にカード会社側の落ち度であり、カード会社の本人確認の甘さが指摘されていますが、本人確認をさらに強化しない限りは、今後も同様の詐欺が繰り返される可能性が高いとみられています。
- Source 産経ニュース