9月13日に発表される「iPhone 8(またはiPhone X / iPhone Edition)」の出荷日はいつ頃になるのか?
9月13日のスペシャルイベントでは「iPhone 8」「iPhone 7s」「iPhone 7s Plus」の3機種の新型iPhoneが発表されます。予約受付は、9月15日(金)より開始されるとされています。
TechCrunchの記事によると、「iPhone 7s」と「iPhone 7s Plus」の出荷日は、翌週の9月22日(金)になるそうですが、「iPhone 8」だけは出荷が遅れる可能性が高いといいます。
その理由として挙げられているのが、パーツ供給の遅れ。
当初、「iPhone 8」のTouch IDは有機ELディスプレイに内蔵されることが計画されていましたが、現在の技術で有機ELディスプレイにTouch IDを内蔵した場合、指紋認証の精度が悪いことが判明。結局、Touch ID自体の搭載が見送られることになりました。
この仕様変更から、パーツの生産に1ヶ月近くの遅れが生じたと伝えられています。ただ、パーツの生産遅延に関して“問題は解消された“という情報もあるので、出荷日が数カ月先になる・・・という心配は無さそうです。
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「iPhone 8」の価格が高い理由は?
この他に、「iPhone 8」の価格が高い理由についての言及もあります。
どうやら「iPhone 8」に搭載される有機ELディスプレイは、1枚120ドル〜130ドルもするようです。通常のiPhoneに搭載される液晶ディスプレイは1枚45ドル〜55ドルですから、ディスプレイだけでも1台75ドルの製造コスト増になります。
「iPhone 8」の有機ELディスプレイはSamsungディスプレイの独占供給、それが販売価格の高騰につながっているという話。パーツの独占供給はコスト増を生むということです。
2018年には、LGも有機ELディスプレイの供給を開始する予定となっているので、Samsungディスプレイの独占供給では無くなります。その為、2018年に発売されるモデルは「iPhone 8」よりも安価になることが期待できそうです。
- Source TechCrunch