今年、2018年にiPhoneに関するニュースで大きな話題となったのが、iOSが意図的に旧型iPhoneの性能を落としていたことが明らかになった件です。
劣化したバッテリーが原因で突然シャットダウンしてしまうのを防止するために、チップをクロックダウンするバッテリー管理機能がiOSに密かに実装されていたことが明らかになり、その結果、Appleはバッテリー交換費用を割引、iOS 11.3より設定項目として可視化され、ユーザーが任意に無効化することができるように対策されました。
先日、正式リリースされたiOS 12.1では新しく「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」「iPhone X」もこの対象機種として含まれたことが、Appleのサポートページに記載されています。
以下、Appleのサポートページより引用。
この機能は、バッテリーの最大瞬時給電能力が低下したデバイス上で突然のシャットダウンが最初に起きた後にのみ有効化されます。この機能は、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SE、iPhone 7、iPhone 7 Plus に適用されます。
iOS 12.1 以降では、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X にこの機能が組み込まれていますが、これらのモデルはハードウェア面でもソフトウェア面でもより進化した設計になっているため、パフォーマンス管理の影響が目立ちにくいかもしれません。
発売から1年が経ってもまだまだ高スペックなiPhone 8やiPhone X(ベンチマークでは最新のiPhone XSやiPhone XRとそう変わらない)は、バッテリー管理機能を有効にしてパフォーマンスを落としたとしても、そんなに体感ではわからないみたいなことが書いてありますね。
さすがにまだiPhone 8やiPhone Xでこの機能が有効化されている人はほぼ居ないでしょうから、どうなるかはあと1年くらい経たないとわかりませんね。
- Source iPhone のバッテリーとパフォーマンス