CDNサービスのCloudflareが、以前から提供しているDNSサーバー「1.1.1.1」のアプリ版をバージョン2.0.0にアップデートし、新機能としてVPNサービスの「Warp」に対応したことを発表しました。
インターネットで最も高速で安全でプライバシーを尊重するDNSサーバーとして提供される「1.1.1.1」は、専用のアプリを使わなくても、ネットワーク接続の設定からDNSサーバーを「1.1.1.1」にするだけで、誰でも無料で利用することができますが、VPNサービスの「Warp」はアプリ版のみの新機能となります。
このVPNサービスの「Warp」は、Webブラウザやアプリケーションなど全ての通信を保護するVPNで、暗号化されていない通信も自動的に暗号化されます。また、ネット上のコンテンツを圧縮してキャッシュすることで、データ使用量(ギガが減る)を軽減させる働きもあるので、ピーク時のMVNOなど通信速度が低い環境でこそ最大の効果が発揮されるようになっています。
従来のVPNプロトコルよりも高速で軽量なWireGuardで構築されているので、有効化してもスマートフォンへの負荷が少なく、バッテリー駆動時間に影響を及ぼすこともありません。
「Warp」は、「1.1.1.1」アプリのオプション機能として無料で提供されています。
まだ現在は予約受付中で、申し込んでもウェイトリストに登録されるだけですが・・・。
今後、数週間のうちにウェイトリストに登録されているユーザーに対し、「Warp」の利用が解禁されことになっています。開始時期は未定ですが、7月末までには全員が利用できるようになるとのこと。
また、今後有料バージョンの「Warp +」の提供も予定。
さらには、「1.1.1.1」アプリのデスクトップ版も近々リリースされるようです。
- Source Introducing Warp