2019年モデルの新しい13インチMacBook Proの分解レポートが、iFixitによって公開されています。
前モデルと比較して、良くなった点と悪くなった点をチェックしていきましょう。
Thunderbolt 3ポートがモジュール式に変更
前モデルのThunderbolt 3ポートはロジックボードにハンダ付けされていて、ポートが故障した場合はロジックボードごと交換する必要がありましたが、新型ではモジュール式になっているので、仮にThunderbolt 3ポートが故障しても簡単に交換することができます。
かなり簡単に取り外せるThunderbolt 3ポート。
端子類はこうあってほしい。
ヒートシンクとスピーカーが小さくなった
新型では、TouchBarを搭載するためのスペースが必要になりました。
そのスペースを作るために、ヒートシンクとスピーカーが縮小されています。
ヒートシンクは排熱に必要なパーツ、スピーカーは音量や音質につながるパーツ。
どちらも小さいよりは大きいほうがいいパーツです。
そこまでしてTouchBarが必要かな?
バッテリー容量がアップした
前モデルに搭載されているバッテリーは54.5Whですが、新型では58.2Whにアップしています。
TouchBarやT2チップを搭載したことで消費電力がアップしているので、実際のバッテリー駆動時間はそんなに変わらないかもしれませんが、良くなった点の1つです。
キーボードが改善されている
ほこりの侵入などで後動作が報告されているバタフライ構造のキーボード。この新しい13インチMacBook Proにもそのバタフライ構造のキーボードが搭載されていますが、ほこりの侵入を防止するシリコンカバー、キーボードスイッチの素材を耐久性のあるものに変更するなどの対策がとられています。
5月に発売された15インチMacBook Proにも同じキーボードが搭載されています。
ただ、対策済みといっても根本的に耐久性に問題のある構造のようで、Appleのキーボード無償修理プログラムには最新モデルもリストアップされています。
というわけで、改善点もあれば改悪点もある新型の13インチMacBook Proですが、価格も値下げされましたし性能はアップしているので、全体的には良い印象を受けます。
- Source iFixit