9月10日の新型iPhone発表イベントを前にして、「iOS 12.4.1」がリリースされました。
リリースノートによるとアップデート内容は、重要なセキュリティおよび安定性のアップデートが含まれるというもので、新機能の追加はありません。
9月10日のイベント後には「iOS 13」が正式リリースされる予定となっており、今更アップデートしなくてもいいんじゃない?という気もしますが、Apple的にはかなり重要なアップデートのようです。
それは、Jailbreakへの対策。
先日、iOSハッカーチームPwn20wndの開発するJailbreakツール「unc0ver jailbreak」がアップデートされ、A12チップを搭載する2018年モデルのiPhoneやiPad、A12Xチップを搭載するiPad Pro、そしてiOS 12.1.3〜12.4までのバージョンのJailbreakに対応しました。
Appleはこれに対策するために、iOS 12.4.1をリリース。
unc0verが対応しているiOS 12.4以前のバージョンを署名停止にすることで、iOS 12.4.1以前にダウングレードできなくして対策を行うつもりのようです。
毎回のパターンですが、iPhone XSなど、2018年モデルのiOSデバイスでJailbreakを行いたい場合は、アップデートは行わない方がいいかも。
またこの他、「macOS Mojave 10.14.6」もリリースされていますが、こちらは純然たる修正アップデートとなります。
- 特定のMacノートブックがスリープ中にシステム終了することがある問題を解消
- 非常に大きなファイルを扱う際にパフォーマンスが低下することがある問題を修正
- Pages、Keynote、Numbers、iMovie、およびGarageBandをアップデートできないことがある問題を解消
スリープ中にシステム終了、大きなサイズを扱うとパフォーマンス低下、iMovieなどがアップデートできないといったMacの使用に影響がある不具合を修正しているので、こちらはできる限りアップデートしたほうが良さそうです。
- Source Apple セキュリティアップデート