普及に伴い、モバイルバッテリーによる発火事故も増加傾向にあるようです。
消費者庁によると、スマートフォンなどの発火事故とは別に、モバイルバッテリーに関する発煙・発火・発熱事故は昨年76件の報告があったといいます。そして、今年は6月までの時点で29件の報告があるということです。
消費者庁に報告が入っていないケースも含めると、もっと多いはず。
モバイルバッテリーが普及したのはここ数年のこと。
製品寿命を迎えたモバイルバッテリーも増えてくる頃なので、ちょっと注意が必要ですね。
誰もが1回は考えるのが、満員電車の中でモバイルバッテリーが爆発したら・・・?というパターンですが、実際には結構発生しているようです。
消費者庁のレポートに主な事故事例が掲載されていますが、殆どが電車に乗っているときに発火するというパターン。
状況によっては、電車が止まって警察や消防が来て・・・という大事にも発展するので、できれば遭遇したくはありませんね。
モバイルバッテリー使用時の注意
- 強い衝撃を与えない
- 強い圧力をかけない
- 水をかけない
- 高温になる場所に放置しない
- 充電中は可燃物を近くに置かない
- 寝る前に充電するのはやめておく
- バッテリーが膨らんでいる、異常な発熱がある、異臭がするといった変化が見られた場合は、使用を中止する
スマートフォンもそうですが寝る前に充電しておくパターンはよくあるので、その場合はできれば燃えないトレイやケースに入れて充電するのがいいかもしれませんね。
例えば、メタルトレイ?みたいなやつとか。
100均でも売ってますし。
製品寿命としては、長くても2年としてみるのが良さそうです。
使用頻度にもよりますが、バッテリー本体を充電しようとケーブルに接続しても充電されない症状が出たら、それはバッテリーの寿命ということなので、すみやかに使用を中止してください。
廃棄するまでの保管方法は、端子類をテープで覆って絶縁した状態にしておくと安心です。それでも発火・発熱しないとは限らないので、できるだけ早急に廃棄したいところです。
モバイルバッテリーの廃棄方法
これだけモバイルバッテリーが増えているのにも関わらず、認知度が低いのが廃棄方法です。
一体、どうやって捨てればいいのか!?
主に、ゴミとして出さずに回収してもらうのがベストとなっています。
- 家電量販店やホームセンターなどのリサイクルボックスに入れる
- モバイルバッテリーのメーカーに回収してもらう
今度ビックカメラに行くときに、古いバッテリーを持っていこうっと。
- Source 消費者庁