ARM Macが2021年の前半に登場する、アナリスト予想。
最新のApple製品予想でおなじみのアナリストMing-Chi Kuo氏のレポートでは、Appleが設計したARMベースのチップを搭載したMacは、2021年の前半にリリースされる予定となっています。
ARM Macに搭載されるチップは、iPhoneやiPadに搭載されているAシリーズチップと同じARMベースのSoCになるとされており、5nmプロセスで製造されるとのこと。
5nmプロセスのAシリーズチップは、2020年モデルのiPhoneやiPadにも採用される見通しです。
現在のIntel製CPUからARMベースのSoCに変更されることで、Intel製CPUに存在する脆弱性と、それを修正することによるパフォーマンスの低下といった諸々の影響を受けなくなります。
iOSアプリもそのまま動作することが可能になるので、iOSとiPad OS、そしてmacOSとで同じアプリを使い、iCloudでデータを同期するという使い方が主流となりそうです。
ただし、Intel MacからARM Macへの移行についてはかなり微妙なところで、現在使っているアプリケーションの互換性は全く期待できないので、Macをガンガン使い込んでいればいるほど、現在のIntel Mac環境をそのまま移行させるというのは不可能になります。
Appleもそれは十分承知しているはずなので、いきなりMacのラインアップがARM Macに置き換わることは考えられません。しばらくの間は、仕事などの作業に使うのならIntel Mac、YouTubeやサブスク、WebやSNSを閲覧するといった使い方ならARM Macという棲み分けが行われると思います。
Intel MacとARM Mac。
ということは、macOSも2バージョン存在するようになるのか。
ただでさえ開発リソースが足りていなくてバグまみれなのに、大丈夫?
- Source MacRumors