iPhoneで動画撮影するときに気になるのが、内蔵マイクの音質です。
iPhone 11や新型iPhone SEなどでは、iOSの標準カメラアプリで動画撮影を行う時、カメラの設定で「ステレオ音声を録音」を有効にしているとステレオで録音されます。
標準カメラアプリを使って動画撮影を行うならそのままで何の問題もないのですが、サードパーティアプリの「FiLMic Pro」を使う場合は、3つある内蔵マイク(前面マイク、背面マイク、下マイク)の内1つを指定して撮影することになります。
そこでちょっと気になるのが、どのマイクを使うのが一番音質が良いのか?ということ。
iPhone 11と新型iPhone SEとでチェックしてみました。
iPhoneの内蔵マイクの音質チェック
録音するマイクを指定するには、FiLMic Proの設定からオーディオに進みます。
iPhone Mic(下)、iPhone Mic(前面)、iPhone Mic(背面)のそれぞれを使って録画してみて、音質がどうか?自分の声はちゃんと拾うか?どう違うのか?を調べます。
録画した動画ファイルではステレオ音声となっていますが、動画編集ソフトで開くとしっかりモノラル音声になっています。
ステレオチャンネルだと片方からしか音が出ないので、モノラルチャンネルを作ってそこに音声を移動させて編集しました。iOSの標準カメラアプリでステレオ音声で撮影したものと比べると、FiLMic Proを使い1つの内蔵マイクでモノラル音声で撮影したものは、マイクゲインがかなり低めになります。
FiLMic Proで内蔵マイクを使う場合は、オーティオ設定から「自動ゲイン補正」をオンにしておいた方がいいかもしれませんね。
内蔵マイク単体だとやっぱり音質はチープになります。
音質の違いは、前面マイクが一番いいかな?という感じ。
次に背面マイクで、下マイクの音質はかなり微妙でした。
というわけで、FiLMic Proで内蔵マイクを使う場合は、前面マイクと背面マイクを使い分けるといいと思います。
iPhone 11と新型iPhone SEのマイクの違いは?
iPhone 11と新型iPhone SEのマイクの違いはどうでしょうか。
前面マイクならどちらも同じくらい。
背面マイクならiPhone 11の方がちょっと音を拾うくらいかな?という感じでそんなに大きな違いはありませんでした。
iOS標準カメラアプリが安定
結論としては、内蔵マイクを使って動画撮影するなら、FiLMic Proを使わずにiOS標準カメラアプリを使った方が全然良い!ということです。手ブレ補正もiOS標準カメラアプリの方がちゃんとしている感じがしますし。オートホワイトバランスだけがちょっと困りものですけど。