新型iPhone SEのA13チップは意図的にクロックダウンされている!(たったの0.01GHz)

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先日、新型iPhone SEに搭載されているA13 Bionicチップは、iPhone 11に搭載されているものよりクロック周波数が低くなっているという噂が出回りました。

この噂の出どころとなったのは、ベンチマークテストのAntutuが公開したテストスコアです。

Antutu iPhonese2020

こちらがそのスコア。
トータルで492166。

iPhone 11のスコアは517400なので、それより少しスコアが低くなっています。

Antutuはこのスコアの差は、新型iPhone SEのバッテリー駆動時間を延長させるために、あえてクロック周波数を低く設定しているのかもと説明しています。本当に、新型iPhone SEに搭載されているA13 Bionicチップはクロック周波数が低いのでしょうか?

新型iPhone SEの発売日を迎えて、ベンチマークテストのGeekbench 5を使ったテスト結果が続々とアップロードされてきていたので、それをチェックしてみました。

数々あるベンチマークテスト結果から1つを抜粋すると、以下の様なスコアでした。

IPhoneSE2020 benchmark 01

  • シングルコア:1331
  • マルチコア:3049

このスコアをiPhone 11のスコアと比べてみましょう。

IPhoneSE2020 benchmark 03

iPhone SE 2020

  • シングルコア:1331
  • マルチコア:3049

iPhone 11

  • シングルコア:1327
  • マルチコア:3282

ほとんど変わりません。
単なる誤差レベルですね。

それでは、SoCのクロック周波数はどうでしょうか。

IPhoneSE2020 benchmark 02

まずは新型iPhone SEの方。

こちらのA13チップは2.65GHzとなっています。
RAMは3GBですね。

IPhoneSE2020 benchmark 04

iPhone 11の方は、2.66GHzでした。

確かに、新型iPhone SEの方がクロック周波数が低くなっていますが、その差はわずか0.01GHz

これだとCPUやGPUの性能差は無いと考えて良さそうです。実際にGeekbench 5のスコアに違いは見られなかったわけですし。

Antutuのベンチマークスコアに差があったのは、フラッシュメモリの速度差などが影響しているように思えます。

IPhone11 iPhonese2020 battery

新型iPhone SEに搭載されているA13チップのクロック周波数を0.01GHz低く設定しているのは、バッテリー駆動時間を延長するためのものなのか、電圧の問題なのかはわかりませんが、そもそもの大きさや重さバッテリー容量も異なるiPhone 11と新型iPhone SEを比べても、そりゃ違うわな。

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