Appleオンラインストアで、16インチMacBook ProのグラフィックスオプションとしてRadeon Pro 5600Mが追加されています。
デフォで搭載されているRadeon Pro 5300MやRadeon Pro 5500Mと比べて高スペックなGPUとなりますが、値段はかなり高めでプラス7万円(税別)がかかります。5500Mを8GBのGDDR6にするのにプラス1万円(税別)なのを考えるとかなり高いのがわかりますね。
ここまで高い理由としては、Radeon Pro 5600Mに搭載されている8GBのHBM2メモリがあります。
積層メモリのHBM2(High Bandwidh Memory)は、高性能ではあるものの高コストになるのでハイエンドGPU向けのみに採用され、一般向けのGPUにはGDDR6が採用されています。用途としては、HBM2はデータセンターのGPU向け、GDDR6は一般向けのPCという風に棲み分けされています。
性能とコストで比較することになるのでHBM2とGDDR6のどちらが優れているか?は一概に言えませんが、HBM2の方は、High Bandwidh Memoryという名の通り帯域幅が広く、グラフィックのパフォーマンスが向上するとされています。
そんなHBM2が今回のRadeon Pro 5600Mには搭載されているということで、価格がこれまでより遥かに高くなるのは仕方のないことなんですね。
また、GDDR6よりも省電力ということで、パフォーマンスとバッテリー駆動時間の向上にも期待できそうです。
発熱はどんなもんでしょうか?
- Source MacBook Pro - Apple(日本)