Samsung Displayが、MacBook Air向け有機ELパネルの開発を開始したと韓国メディアが伝えています。Samsung Displayが開発しているのは13.3インチの有機ELパネル。ただし、製品化されるかどうかは不明とのこと。
今後登場するApple製品では、iPad Proに有機ELディスプレイが搭載される予定になっています。13インチのiPad Pro向けはLG Displayが、11インチはLG DisplayとSamsung Displayが供給するとされています。11インチと13インチのiPad Pro向け有機ELパネルを供給するLG Displayは、これ以上の生産することが難しいことから、MacBook Air向けの有機ELディスプレイはSamsung Displayが独占供給することになるといいます。
Samsung Displayの有機ELパネルは、かつてiPad Air向けに開発されていましたが、2021年にAppleの判断で中断されたという経緯があります。今回伝えられているMacBook Air向けの有機ELパネルは、Samsung Displayの開発・生産能力を判断する試金石という意味合いもあるようで、スムーズに事が運べば、MacBook Pro向けの有機ELパネルの供給もSamsung Displayによって行われる可能性があるとみられています。
これとは別にDSCCのCEOの情報では、MacBook Air向けに開発されている有機ELパネルは13.3インチではなく13.4インチだということです。0.1インチの差ですが、韓国メディアの情報とは違います。ディスプレイサイズは13.3インチのM1 MacBook Airとほぼ同じなので、13.6インチのM2 MacBook Airよりは少し画面が小さくなります。
WWDC 23が6月に開催されますが、ここで発表されるMacBook Airには有機ELディスプレイは搭載されません。有機ELディスプレイ搭載のMacBook Airは、2024年に登場すると予想されています。有機ELディスプレイ搭載のMacBook Proは、サプライチェーンの十分な生産能力を見極めてからになるので、登場は2025年〜2026年頃になると予想されています。
- 2024年:13.4インチ 有機EL搭載 MacBook Air
- 2025年〜2026年:有機EL搭載 MacBook Pro
iPadシリーズはまずiPad Proから有機ELディスプレイが搭載されますが、MacBookシリーズでは、まず最初にMacBook Airから有機ELディスプレイへと変わることになります。
- Source The ELEC
- Source MacRumors