次世代のiPhoneに搭載されるという、ペリスコープ望遠レンズについての噂が出ています。
アナリストMing-Chi Kuo氏の最新レポートによると、iPhoneに搭載されるカメラレンズを供給するサプライヤーとして、新しく、韓国のSemcoと中国のSunny Opticalが2020年〜2021年にかけて参入するそうです。
2022年に登場する「iPhone 14」にはペリスコープ望遠レンズが搭載されると言われていて、このペリスコープ望遠レンズを供給するのは、現在のiPhoneのカメラレンズを供給する台湾Genius Electronic Opticalではなく、韓国のSemcoになる模様です。
ペリスコープ望遠レンズってなんぞ?
ペリスコープ(潜望鏡)の構造を用いたカメラレンズのこと。
通常のカメラレンズは複数枚のレンズを縦に重ねて、その下にイメージセンサーが搭載されています。
一方、ペリスコープレンズは、複数枚のレンズを横に重ねてその横にイメージセンサーを配置することができるので、カメラモジュールを分厚くすることなく、多くのレンズを搭載できるメリットがあります。
カメラを突出させずに望遠レンズを搭載するには、ピッタリの構造なんですね。
(Photo: iFixit)
こちらは、Huawei P30 Proに搭載されているペリスコープ望遠レンズのカメラモジュール。
普通のカメラモジュールと比べると横に大きいですが、厚みは変わりません。
一番下のレンズがペリスコープ望遠レンズ。
普通のレンズとは違うのがわかりますね。
デジタルズームで最大50倍ズームが可能な望遠レンズとなっています。
iPhoneでもこのようなペリスコープ望遠レンズが搭載されるのは、2021年モデルではなく2022年モデルになるということで、かなり先の話。実際に搭載されるのはハイエンドモデルのProのみになるでしょう。
- Source MacRumors