iPhone 12 miniでベンチマークテストを行い、iPhone 11やiPhone SE 2と比べてみました。
- iPhone 12 miniのスペック:A14 Bionicチップ、4GB RAM
- iPhone 11のスペック:A13 Bionicチップ、4GB RAM
- iPhone SE 2のスペック:A13 Bionicチップ、3GB RAM
使用したベンチマークソフトはAntutuです。
AntutuのベンチマークはCPUだけではなく、GPU / RAM / UXのベンチマークも行われ、そのトータルのスコアが算出されます。
その結果がこちら↓
Antutuベンチマークのトータルスコア
- iPhone 12 mini:579903
- iPhone 11:502305
- iPhone SE 2:475342
トータルスコアの差はこんなもんかという印象。
そんなにインパクトはありません。
さらに細かく、CPU / GPU / RAM / UXのスコアでiPhone 11とiPhone 12 miniを比較すると、CPUのスコアにかなりの差があることが分かります。
GPUのスコアは殆ど同じ。
グラフィック処理能力はほぼ同等ということになります。
ちょっと意外ですが、ゲームプレイに使うのならiPhone 11とそんなに差は無いようです。
注目したいのがRAMのスコアで、CPUと同じく、こちらもかなりの差があります。
iFixitの分解レポートによると、iPhone 12 miniとiPhone 12に搭載されているRAMは同じMicron製のLPDDR4 SDRAMで4GB。
LPDDR4XでもLPDDR5でも無いのに、これだけ速い!?
iPhone 11に搭載されているRAMはSK Hynix製LPDDR4X RAM 4GBなので、それよりも速いということになります。
というわけで、iPhone 11からiPhone 12になって大きく変わったのは、CPUとRAMのパフォーマンス。
GPUはそんなに変わらないという結果になりました。
ちなみに、5nmプロセスになったA14 Bionicチップですが、ベンチマークなどの重い処理を行うと普通に発熱します。筐体の小さいiPhone 12 miniということもありますが、発熱に関してはiPhone 11とそんなに変わらないようです。むしろ、ちょっと熱いくらい。
コンパクトモデルの宿命として仕方ないけどね。