Appleシリコンプラットフォームで動作するLinux M1が、Corelliumによって公開されました。
ディストリビューションはUbuntu。
ARMチップを搭載するRaspberryPi向けのカーネルを移植したものです。
Linux M1の主な仕様は以下の通り。
- 動作するのはM1 Mac miniのみ。
- USBブートで使用するため、インストールには16GB以上のUSBメモリが必要。
- USBブートできるのはUSB-Cポートのみ。
- USB-Aポートは使えないので、USB-CメモリかUSB-C変換アダプターが必要です。
M1 MacへLinux M1のインストール方法
まずは、ディスクイメージをダウンロードします。
ダウンロードしたイメージファイルを解凍。
tar -xjvf ubuntu-20.10-preinstalled-desktop-arm64+raspi.img.bz2
16GB以上のUSBメモリを用意。ディスクユーティリティでUSBメモリの名前を分かりやすいものに変更。
そこにイメージファイルをコピーします。
sudo dd if=ubuntu-20.10-preinstalled-desktop-arm64+raspi.img of=/dev/rYOURUSBDISK bs=1m
(YOURUSBDISKの部分はUSBメモリの名前です)
USB-CポートにUSBメモリを挿入。
Mac miniの電源を切り、loading optionsの文字が出るまで電源ボタンを押し続ける。メニューバーにあるターミナルオプションからターミナルを起動する。
カスタムカーネルをインストールするシェルスクリプトを実行。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://downloads.corellium.info/linuxsetup.sh)"
起動したらログインする。
(ユーザー名「pi」、パスワード「raspberry」、rootパスワード「raspberry」)
Linux is now completely usable on the Mac mini M1. Booting from USB a full Ubuntu desktop (rpi). Network works via a USB c dongle. Update includes support for USB, I2C, DART. We will push changes to our GitHub and a tutorial later today. Thanks to the @CorelliumHQ team pic.twitter.com/uBDbDmvJUG
— Chris Wade (@cmwdotme) January 20, 2021
- Source Corellium