今年登場するAppleシリコンMacに搭載されるSoCの「M1Xチップ(仮称)」について、予想されるスペックがベンチマークサイトに掲載されています。
それによると、M1XというだけあってM1チップをベースにしていて、CPU部分はコア数が8→12に増加。新しく追加された4コアは“高性能コア”になると考えられています。
クロック周波数は3.20GHzのまま変わりませんが、高性能コアが4つ増えているということで、M1 Macと比べても処理能力の向上を体感できるでしょう。
また、GPU部分も大幅アップデートされています。
コア数はCPUと同じく8→12に増えていて、メモリ(VRAM)は8GB→16GBに増えています。
M1 Macのグラフィック処理能力は、悪くはないけどパワーがあるとは言い難いレベルでしたが、M1X Macではコア数とVRAMがかなり増えているので、4K動画の編集ならスムーズにこなせるくらいにはなっているでしょう。
また、VRAMが2倍になったことで、接続できるディスプレイが3台に増えているとも予想されています。
M1Xチップに内蔵されているRAMについては、LPDDR4Xのまま変わりませんが、こちらも16GB→32GBに増えています。
コア数やRAMが増えていることから消費電力についてもM1チップと比べアップしていて、TDPは15W→35Wと予想されています。パワーを考えるとまだまだ省電力ですが、M1 Macほど省電力ではありません。この辺りは使い分けできそうですね。(MacBook AirはM1、MacBook ProはM1Xという具合に)
M1Xチップはこうなる!?
- CPU:8つの高性能コア / 4つの高効率コア
- GPU:12コア / 16GB VRAM
- クロック周波数:3.20GHz
- RAM:32GB LPDDR4Xメモリ
- TDP:35W / 45W
M1Xチップを搭載するMacとして噂されているのは、以下の3モデルです。
- 14インチ MacBook Pro
- 16インチ MacBook Pro
- iMac
これらのモデルはAppleシリコン向けに設計された筐体を採用しており、スペック以外にも小型・薄型・軽量化・バッテリー容量の向上などが期待できます。
(これはベンチマークサイトのCPU Monkeyに掲載されているもので、実際のスペックとは異なる可能性があります。あくまで参考として御覧ください。)
- Source CPU Monkey