本日リリースされた「iOS 14.7 Developer Beta 2」には、かなり重大なバグが含まれていることが報告されています。
リリースノートの更新内容によると、iOS 14.7 Developer Beta 1のバグを修正したというものだということですが、このバージョンを適用した一部のiPhoneユーザーからSIMの障害エラーが発生したという報告が挙がっています。
(image: @vinnitec)
このエラーが発生するのは、物理SIMではなくeSIMでのみ発生するということで、iOSのチップの処理に問題があるとみられています。
そして、さらにヤバいのが・・・
このSIMの障害エラーが出てしまうと、iPhoneを復元してもSIMをアクティベートできないということです。
データの復元はもとより工場出荷状態に戻してもSIMをアクティベートできないので、Wi-Fiで使うしか無いという状態に陥ります。
Update 3: inventei de fazer uma restauração limpa, o iPhone não ativa mais, nem Wi-Fi, nem pelo computador, nem reinstalando… o suporte da diz pra levar na loja, ou seja, só sexta.
— Vinícius Porto (@vinnitec) June 3, 2021
Agora + alguns dias/semanas sem celular.
Moral da história: não instale betas. pic.twitter.com/KqEx4mH1er
回復させるには以前のバージョンに戻すことになりますが、バックアップを取っていない場合はこれまでのデータを失うことになります。さすがにベータ版をインストールするのにデータのバックアップをしていない人はそうそういないと思いますが、直近のバックアップを取っていないケースは結構多いので、その場合は直近のデータを失うことになります。
どちらにしても今回のアップデートはなかなかヤバすぎるので、適用せずにスルーした方が良いでしょう。ていうか、ベータ2でこんな重大なバグが出てくるなんて、iOS 14.7は大丈夫なんでしょうか?
iOSのアップデートを中止する
こんなヤバいアップデートは適用したら大変なことになるので、アップデートを即刻中止しましょう。
まずは、自動アップデートをOFFにします。
ソフトウェア・アップデートから自動アップデートに進み、ダウンロードとインストールをOFFに。
時既に遅しで、アップデートを自動でダウンロードしてしまったら。
とりあえず、自動インストールをOFFにしておけば安心です。
ダウンロードしたデータは手動で削除します。
設定 > 一般 > ストレージ をチェックするとソフトウェア・アップデート用のデータが表示されているので、これを選択して削除します。
とりあえずは自動インストールをOFFにしておけば、地雷アップデートの被害を未然に防ぐことは可能なので、ベータ版を使っている人は命綱としてOFFにしておくといいかも。
- Source 9to5Mac