AirTagの電池交換について案内しているAppleサポートドキュメントをチェックすると、交換するCR2032電池は何でもいいというわけではないようです。
CR2032電池はコイン形リチウム電池として、車のリモコンを始め幅広い家電製品に採用されています。日本でもかなりポピュラーな電池で、コイン型電池というと大体がこのCR2032電池のことを指すほどで、100円ショップでもお手軽に入手できます。
そんなCR2032電池ですが、子供の誤飲事故が問題となった時期を境に、誤飲防止の措置がとられるようになりました。
まず、子供がパッケージを開けられないようにする誤飲対策パッケージという措置は、各メーカーがデフォで採用しています。コイン型電池やボタン型電池などの小さな電池は、ほぼこの誤飲対策パッケージとなっています。

もう1つの誤飲対策が“電池を苦くする”というもの。
誤飲対策として、電池の表面に苦味成分をコーティングしているわけです。口に入れてみると「まずい!」「にがい!」からすぐにペッ!と吐き出すので誤飲の恐れがなくなります。
任天堂の某ゲーム機のカードリッジも、これと同様に苦味成分をコーティングしているらしく舐めると苦いですが、その苦味成分のコーティングが、AirTagでは悪影響を及ぼす可能性があるということです。
AirTagの電池端子は横に付いており、さらに接点が小さいという特徴があります。この構造では、苦味成分がコーティングしてあるCR2032電池だと正常に使えない場合があるということです。
というわけで、AirTagの電池交換時には電池のパッケージ裏を確認するか、記載されていない場合は博打で使ってみるしかありません。元から入っているメーカーと同じメーカーの電池であれば、多分使えると思いますけど。どうでしょうか。
- Source Apple サポート (日本)
- Via The Loop