電子レンジを使うとiPhoneやiPadのWi-Fi接続が切れる!その理由と対策法

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どのご家庭にも必ずある家電といえば「電子レンジ」ですが、こいつを使うと毎回のようにネット接続が不安定になってしまいますね。

これは、電子レンジから発生する周波数がWi-Fiの周波数と干渉していることが原因です。

なぜ?電子レンジを使うとネットが使えない理由

電子レンジは、マイクロ波を発生させて加熱調理を行います。その時に発生するマイクロ波の周波数が2450Mhz。ちょうどWi-Fiの周波数2.4Ghz帯と干渉してしまい、通信障害が発生するというわけです。

では、電子レンジを使いつつもスマホでネットをするにはどうすればいいのでしょうか?

対策としては、以下の方法があります。

電子レンジとスマホを同時に使うには?

  • 5GHz帯のWi-Fiを使う
  • データ通信(4G/5G)を使う

電子レンジと干渉しないように5GHzのWi-Fiを使う、または4G / 5Gのデータ通信を使うことで、電子レンジを使いながらでもネットをすることができます。

Microwave 5ghz 2 4ghz 03

この5GHz帯のWi-Fiは電子レンジの影響を受けませんが、電波が届く範囲が2.4Ghz帯よりも狭いので、住宅事情によって良し悪しがあります。

電子レンジを使う間だけWi-FiをOFFにして、データ通信に切り替えるという方法が最も簡単でお手軽ですね。

テザリングはどう?

では、テザリングをしている時はどうかというと、これが案外使えるんです。

iPhone 12を使ってテザリングをしている場合、Wi-Fiの周波数は2.4GHz帯と5GHz帯の両方が使用されているので、電子レンジの影響を受けにくくなっています。だから、普通に使えてしまいます。

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実際に、iPhone 12 miniでテザリングをして別の端末で動画を再生しながら電子レンジでお米を温めたところ、再生が途切れることなくお米を温めることができました。

iPhone 12のデザリングで使われるWi-Fiネットワークは、電波感度の悪くない場所では通信速度の速い5GHz帯が使用され、電波感度が悪くなると2.4GHz帯に切り替わるというものなので、電子レンジの近辺の電波感度が良ければ5GHz帯のWi-Fiで他のデバイスと接続されるので電子レンジの影響を受けにくいようです。

逆に、電子レンジ付近の電波感度が悪いとWi-Fiが2.4Ghz帯に切り替わってしまうので、そうなると影響を受けてしまいます。

2.4GHz帯だけでテザリングしたい時は?

もし、2.4GHz帯だけでWi-Fiテザリングしたいという場合は、設定 > インターネット共有にある「互換性を優先」という項目をONにすると2.4GHz帯のみでテザリングするようになります。

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この設定はデフォでOFFになっているので、そのままテザリングすれば電子レンジの干渉をあまり受けずに利用することができます。個人的に特にメリットは感じないのでOFFのままでいいと思いますが、何らかの理由で5GHzは使いたくない!というのであれば、ここをOFFにしましょう。 

電子レンジを使う時は

電子レンジで調理しながらiPhoneやiPadを使う場合は、以下の方法を試してみてください。

  • 5GHz帯のWi-Fiを使う
  • データ通信(4G/5G)を使う
  • テザリングで使う

この中で一番お手軽なのは、電子レンジを使う時だけWi-FiをOFFにしてデータ通信に切り替えること。電子レンジを使うのは短時間なので、そんなにデータ使用量も多くなくおすすめです。ただし、電子レンジを使い終わったらWi-FiをONにするのを忘れずに。

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