9月に登場するiPhone 14のフロントカメラには、これまでとは違いアップデートされたカメラが搭載されオートフォーカス機能に対応するという情報が、韓国のITニュースサイトElectronic Timesによって伝えられました。
この記事によると、Appleは、iPhoneのフロントカメラの製造メーカーを、これまでの中国メーカーから韓国のLG Innotekにシフトするということです。その結果として、製造コストはこれまでのフロントカメラの3倍になりますが、品質や性能は向上し、オートフォーカス機能も搭載されることになります。
この新しいフロントカメラは、当初は2023年の秋に登場するiPhone 15シリーズ向けに開発されていましたが、計画を前倒しして、iPhone 14シリーズ全モデルに搭載されるということです。
iPhone 13シリーズのフロントカメラ(TrueDepthカメラ)は、12MPで絞り値がƒ/2.2で、それほど高性能ではありません。また、ビデオ撮影時には広角で使えないというデメリットもあります。
これがどのように変わるのか?
フロントカメラのアップデートは、iPhone 14の注目ポイントの1つになりそうですね。
サプライチェーンの脱中国を進めるApple
中国は徹底したゼロコロナ政策でロックダウンが度々行われており、その度に工場も操業停止となります。その結果として、世界的な半導体不足が起こっているわけですが、このリスクを嫌ってか、AppleはiPhoneのサプライチェーンを、中国から他の国にシフトさせる動きを見せています。特に、インドと東南アジアを中心としたサプライチェーンを構築しようとしていると言われています。
ただ、製造コストが上がる可能性もあるので、一個人のユーザーにとっては一概にメリットばかりとは言えません。
- Source ETNews
- Source WSJ