iOS 16とiPadOS16の新機能には、テキスト認識の強化があります。
これが結構スゴいんです。
テキスト認識は、画像に含まれている文字をテキストとして抽出できる機能ですが、それがさらに強化されビデオでも使えるようになり、さらにテキストの意味を認識して、翻訳やカレンダーへの追加などのクイックアクションが行えるようになっています。
使い方は、Safariや写真、フォルダのQuick Lookで表示されている画像を長押しタップ。
メニューでテキストを表示が選べるようになります。
さらにテキスト化された部分をタップすると、コピーしたりクイックアクションが使えます。
この場合は、温度を適切に認識して摂氏・華氏の変換ができました。
テキスト化は、右下のアイコンをタップすることでも可能です。
次に、Apple.comのスクリーンショットをテキスト化してみました。
URLや時間などが認識されて、左下に小さなアイコンが表示されているのが分かります。ここをタップするとURLを開いたり、カレンダーに予定を追加するクイックアクションが使えるようになっています。
スクリーンショットを撮影後に編集するメニューでは、テキスト化のアイコンがペイントの横に表示されます。
最後に、海外の風景の写真をテキスト化して翻訳してみましょう。
お店の看板が翻訳されました。
翻訳されたテキストはコピーすることができます。
テキスト化の使い道
- メモや記録用として撮影した写真をテキスト化
- スクリーンショットをテキスト化
- 解説動画などで一時停止してテキスト化
複雑なレイアウトだとそのままコピーしてもテキストの順番がめちゃくちゃになってしまうので、ブログなどに掲載するには人の手による修正が必要になりますが、メモとして使うなら十分実用できるレベルになっています。
こちらのテキスト認識機能は対象物の抜き出し同様に、A12 Bionicチップ以降を搭載するモデルで使用できます。
- iPhone:iPhone XS、iPhone XR以降のモデル
- iPad:iPad Air 3、iPad mini 5、iPad 8以降のモデル