(image: mysmartprice)
iPadシリーズのエントリーモデルであるiPad 10。
そのレンダリングCGやサイズが、今回初めてリークされています。
保護ケースメーカーからリークされた情報ということなので、実際の製品とデザインは同じになるとみられます。
iPad 10では、筐体は再設計されフラットエッジデザインへと変わっていますが、ホームボタン型のTouch IDはそのまま継承されており、パッと見た印象は初代iPhone SEを引き伸ばしたようにも見えます。
電源ボタン型Touch IDではなくホームボタン型Touch IDが継続された理由として考えられるのは、コストと差別化が考えられます。
iPad Air 5やiPad mini 6と同じ電源ボタン型Touch IDにしてしまうと、画面を大きくしなければならず製造コストが高くなります。また、安価なエントリーモデルでその仕様にしてしまうと、同じ仕様の上位モデル(iPad Air 5やiPad mini 6)と食い合って売れ行きに影響が出てしまうことになりかねず、それを避けるという意味もあるのでしょう。
ホームボタンTouch ID搭載はむしろ正解
電源ボタンTouch IDは、実際に使ってみると不満点があることに気づきます。
あまり精度が良くなくて、思っていたよりも使いづらい。iPhoneよりも本体が大きなiPadでは、本体横のボタンを人差し指で押すよりも正面のボタンを親指で押せるホームボタンTouch IDの方が便利だと再認識させられます。据え置きで使いがちなiPadでは、iPad ProのようにFace IDを使うか、正面から押せるホームボタンTouch IDが向いています。
ホームボタンTouch IDは、iPad 10の最大のメリットとなるでしょう。
ディスプレイ
- iPad 10:10.5または10.9インチ Retinaディスプレイ
- iPad 9:10.2インチ Retinaディスプレイ
ディスプレイサイズは、10.5インチまたは10.9インチになるとされていますが、上下のベゼルもiPad 9とそれほど変わらず、レンダリングCGを見る限りでは、画面が大きくなったという印象はありません。
iPad Air 5やiPad mini 6との最大の違いは、ディスプレイの四隅が丸みを帯びていないことです。
本体サイズ
- iPad 10:縦248.62 x 横179.5 x 厚6.98 mm
- iPad 9:縦250.6 x 横174.1 x 厚7.5 mm
筐体の再設計により、本体サイズはこれまでのiPadよりも横幅が広くなり、0.5mmほど薄くなっています。言われてみれば、見た目が寸胴になったような感じ。
(image: mysmartprice)
電源ボタンは上、音量ボタンは右上に配置。
ステレオスピーカーは上下に配置され、音量や音質の向上に期待できます。
磁気コネクタは搭載されていないようです。
(image: mysmartprice)
カメラはユニット全体が飛び出しているタイプで、iPhone Xs時代のカメラユニットのようでもあります。新しくLEDフラッシュが搭載されます。
iPad 10
- 本体サイズ 248.62 x 179.50 x 6.98 mm
- 10.5インチまたは10.9インチRetinaディスプレイ
- Apple A14チップ(iPhone 12と同等)
- LEDフラッシュ
- 上下にステレオスピーカー
- USB-Cポート(予想)
全体的に良さげな印象のiPad 10。
USB-Cポートの搭載は確定ではありませんが、筐体を刷新していることから可能性としてはありそうです。
仮にLightningポートを継続したとしても、このiPad 10なら許されるでしょう。
登場時期は未定ですが、iPadOS 16の正式リリースが10月に延期されることで、新型iPadとの発表時期をあわせるという説もあるので、10月に何らかの動きがあるかもしれません。
- Source MySmartPrice