新しい14インチと16インチのMacBook Proが、第4四半期から生産に入るようだとアナリストのMing-Chi Kuoさんが伝えています。リリース時期については言及されていません。第4四半期といっても3ヶ月あるので、どのタイミングで生産に入るかによってリリース時期は変わりますが、どちらにしてもリリース時期は2023年になるとみられます。
今回のモデルに搭載されるSoCは、M2をベースにCPUとGPUコア数を増やしたM2 ProやM2 Maxになることが予想されますが、TSMCのロードマップで予定されていた3nmプロセスではなく、現在と同じ5nmプロセスになる可能性があるということです。
この原因として挙げられるのが、TSMCが生産する予定だったIntelのtGPUチップの設計で問題が発生したこと。このIntelのチップの生産スケジュールに遅れが生じたことで、TSMCの3nmプロセスチップの生産にも影響が出て、その結果、Appleの3nmプロセスチップの生産にも遅れが生じていると考えられています。
New 14" and 16" MacBook Pro with new processors will enter mass production in 4Q22. Given TSMC's guidance that the 3nm will contribute revenue starting in 1H23, processors of 14" and 16" MacBook Pro models may still adopt the 5nm advanced node.
— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) August 22, 2022
M2 Pro / M2 Maxチップは、M2ベースでコア数が増える、3nmプロセスではなく5nmプロセスということで発熱がやや気になるポイントです。MacBook Proには冷却ファンが搭載されているので、M2搭載MacBook Airのような熱問題は起きにくいと思われますが、場合によっては、2024年に登場する3nmプロセスチップを待つユーザーも出てくるでしょう。