後払い決済サービスのPaidyが、Amazonで6回払いに対応しています。
Paidyは分割手数料無料で利用できる後払い決済サービスの1つで、通常の支払いでは3回払いまでしか分割することはできませんが、Amazonでの支払い限定で6回払いも選べるようになりました。
6回払いでも分割手数料無料で使えます。
Amazonでの購入時に決済方法の選択でPaidyを選ぶと、「翌月払い」「3回あと払い」「6回あと払い」を指定して決済することができます。Paidyへの登録が必要なのと、初回の支払いはコンビニ払いか銀行振り込みになるので、初回のみ振り込み手数料が発生する点を除けば、かなり好条件な決済方法となります。
PaidyにはAppleストア専用のプランもあり、そちらは最大で36回の分割払いが手数料無料で利用できます。高額なApple製品でも分割払いにすれば、月々の支払いが数千円で済むし、クレジットカードのように分割手数料もかからないのと、一度Paidyの利用を開始してしまえば、製品の購入時に毎回ローンの審査を受ける手間もかからないので、以前よりも気軽に利用できるようになりました。
Amazonではこれまで3回払いしか使えませんでしたが、今回新しく6回払いが追加されたことで、これまでより柔軟な買い物ができるようになります。
例えば、12万円の買い物をAmazonでした時、3回払いだと4万円を3ヶ月で支払いますが、6回払いだと2万円を6ヶ月で支払うことができます。
うまく利用すると便利、でも注意も必要な後払いサービス
こういった後払いサービスは、米国が本場となります。
BNPL(バイ・ナウ・ペイ・レイター)と呼ばれる決済方法で、クレジットカードを持たない若年層などを中心に利用者が急増していて、国民の10人に1人が利用していると言われていますが、分割手数料無料ということで気が付かない内に大量の買い物をしてしまい、翌月の支払いができなくなる状態に陥るケースも指摘されています。
支払いが滞ると遅延損害金が発生するので、結果的に割高となってしまいます。
Paidyで支払いが遅れた場合
Paidyで支払いが遅れてしまうと、以下の手数料と損害金が発生します。
- 回収手数料:153円
- 遅延損害金:年率14.6%
遅延損害金の目安
- 支払い額1万円を1ヶ月遅延:120円
- 支払い額5万円を1ヶ月遅延:600円
- 支払い額10万円を1ヶ月遅延:1200円
引き落とし用の口座にお金を入れていなかったなどの理由で1ヶ月だけ遅延するなら、この程度で済みますが、それ以上遅延するとブラックリスト入りして信用情報に傷が付く恐れがあります。そうなると、クレジットカードやローンの審査に通らなくなることもあるので、注意が必要です。便利な後払いサービスにはリスクもそれなりにあるのだという事を頭に入れつつ、自分の支払い能力を超えないように上手く利用していきましょう。
クレジットカードとの使い分け
クレジットカードにはポイント付与があるので、一括で支払うつもりなら、最初からクレジットカードで支払う方がお得になります。クレヒス(クレジットヒストリー)を育てていく意味でも、一括ならクレジットカードで支払って行くほうがいいでしょう。
- 翌月一括で支払う:クレジットカード
- 分割で支払う:Paidy