microSDカードって、その都度買い足していくパターンが多いと思うのですが、どのカードがいつ購入したものなのか把握できない状態になりませんか?
ポータブルSSDならS.M.A.R.T.に読み込み回数や書き込み回数が記録されているので、それを目安に製品寿命を知ることができます。しかし、microSDカードにはそういうものはありません。産業用のmicroSDカードの中にはS.M.A.R.T.に対応する製品もありますが、安く販売されている個人向けの製品は基本的に使い捨て。
というわけで、製造年月日や購入時期を目安におおよその寿命を把握して、定期的に買い替えていくという形がベストになります。
メーカーによって異なるのですが、今回はmicroSDカードとしてポピュラーなSamsungの製品で製造年月日をチェックしてみました。
正規品であれば、購入時にSDカードアダプターが付属してきますが、こちらにロット番号が印字されています。
LOT NOという部分がロット番号。
上の画像の製品だと「LOT NO.20210729」となっているのは、2021年7月29日に製造された製品ということになります。
このロット番号を参考にすれば、製造年月日からおおよその製品寿命を知ることができるのですが、問題はmicroSDカードにロット番号が印字されていないということです。
microSDカードの裏側に小さく印字されている情報には、型番や生産国が記されています。
3列目にロット番号っぽい番号のはあるのですが、よく分かりません。
ちなみに、一番上が型番。
その横にあるチェックマークは正規品の印です。
SamsungのmicroSDカードは世代で色変わりするので、それでおおよその振り分けはできます。
赤色は古いやつ、白色は最近のやつです。
さらに、カメラなどのデバイスとの抜き差しで生じる摩擦による削れっぷりや端子部分の摩耗で古い製品を判断することになります。
アナログすぎる分別でちょっとアバウトな感じがしますが、しないよりはマシかな?
microSDカードは、1年か2年おきにモデルチェンジしてカラーを変更してくれると管理がかなり楽になるなと思いますが、ユーザーでできることといえば、1年ごとにメーカーを変更するくらいですかね。例えば、2023年はSamsung、2024年はTrancendという風にメーカーそのものを変更すれば、同じデザインで年代が違うmicroSDカードが混在することは避けられます。さすがにそこまでしなくてもという気がしますが、管理方法の1つとしてはありでしょう。
利用環境や利用頻度にもよりますがmicroSDカードの寿命の目安は3年ほどなので、そのサイクルで買い替えていけばデータ破損などのトラブルも避けられます。