(image: boztank
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Metaが、自社開発したAIアシスタントの活用方法の1つとして、「レイバン メタグラス」のベータテストを米国ユーザー向けに開始しています。
こちらのメタグラスは、レイバンのサングラスをベースにカメラとマルチモーダルAIを搭載した製品で、カメラで認識したものをAIで処理して回答してくれるというアシスタント機能を備えています。
マーク・ザッカーバーグがInstagramに投稿したデモンストレーションでは、メタグラスに服のコーディネートを提案してもらったり、外国語を翻訳してもらう様子をうかがうことができます。
メタグラスの見た目は完全にサングラス。でも、前にカメラがついているので、普通に怪しげです。
これがある程度普及すると、スパイカメラ的な製品と混同してややこしくなりそうだなとかいうのがありますが、XRヘッドセットとは別ベクトルの製品として面白そうではあります。かつて、Googleが開発していたメガネを今の技術で現実的に作った感じですね。
AIアシスタントで処理する以上はインターネット接続が必須となるため、スマートフォンなどとWi-Fi接続するとして、気になるのはバッテリー駆動時間です。ワイヤレスイヤホンと同じサイズのバッテリーを搭載するとしても、2〜3時間使えれば良い方でしょうか。
投資家向けのデモンストレーションで終わらないことを祈ります。
マルチモーダルAIとは、異なる種類の情報(モーダル)を組み合わせて処理を行うAIのこと。例えば、画像と音声、テキストと動画などがモーダルの組み合わせになる。