熱心なAppleファンがVision Proを返品する最大の理由

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Apple vision pro

つい先日、Redditで話題になっていたApple Vision Proの返品トレンドについての続報です。

Vision Proを購入したけど色々と不満点があったので2週間の返品期間内にVision Proを返品したというユーザーが一定数いることが明らかになりました。この騒動について伝えるBloombergが記事によると、小売店のデータ上でも、他の製品と比較して平均を上回る数の返品が確認されています。

  • 小規模店舗:1日に 1〜2件の返品が発生
  • 大規模な店舗では 1日に 8件以上の返品が発生

返品台数だけならiPhoneとさほど差がないようにも見えますが、Vision Proの出荷台数の少なさを考えると、返品率はやや高めとなります。さらに、3,500ドルする高価なデバイスを購入するような熱心なAppleファンが返品を決断しているという点にも注目です。

返品理由

  • 重すぎ、管理が面倒、頭痛を引き起こして不快
  • ディスプレイがまぶしく視野が狭すぎるため、目が疲れる
  • 長時間使用するのは困難
  • 使用後に顔に汗をかく
  • アプリケーションやビデオコンテンツが不足している
  • Macで外部モニターを使用するより生産性が向上するわけではない
  • Vision Proの装着にはフィッティングが必要なため、気軽に他の人に渡すことはできないので家族や友人から孤立する

Redditに書き込まれていた内容と同じく、「重い」「目が疲れる」といった不満点が返品理由になっています。

また、「汗をかく」という不満点も実用するには重要なポイントです。

Vision Proはほぼラグ無しで外部の風景をパススルーできるので、Vision Proを装着したままいろんなことを試してみるという動画が色々出ていましたが、Vision Proを装着してサイクリングするという動画では、走行後にヘッドバンドなどに汗が染み込みこんでしまい、後始末が大変というわけで、運動系に使うのは基本的に無理ということが判明していました。

これはVision Proに限った話ではありませんが、一定時間着用すると顔との接地面はどうしても汗や皮脂が付着するので、今の季節はいいとしても、夏場はあまり長時間装着したくないデバイスであることは確かです。それをどう克服していくかが、今後の課題となります。

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