Appleデバイスでのみ使えるAI機能Apple Intelligenceは、重い処理にはサーバーを用いることが明らかにされていますが、その一部機能について、他のAIサービスと同様に有料で提供されると言われています。
具体的な利用料は不明でしたが、CNBCが報じた内容によると、最大で月額20ドルほどになるようです。
10〜20ドルの間で、Apple Oneの一部として、よりプレミアムなAI機能が提供される可能性がある
プレミアムなAI機能とその他のサブスクサービスをひとまとめにして有料プランとして販売するという収益化の方法は、Googleでも行われおり珍しいことではありませんが、オンデバイスを売りにしているApple IntelligenceはAppleデバイスに縛り付けられたサービスであり、使い込んでパーソナライズしてもAppleデバイス以外では使うことはできません。
それを考えると、Apple Intelligenceのためにデバイスを買い替えたり新たに購入するほどの魅力には乏しく、iCloud+やApple Musicなどのサブスクサービスと合わせた有料プランの提供は、うまくユーザー心理をとらえているように思えます。
(参考として、Appleの複合サブスクプランのApple Oneは、個人プランが1,200円、ファミリープランは1,980円で提供されています。)
AIサービスを提供する企業はサーバー費用で赤字になるという結果が出ている(Open AI)います。その点、ユーザーの端末と電気代でオンデバイス処理させるAppleのApple Intelligenceは、非常に合理的です。iPhoneやMacなどの新製品を販売できるし、サーバー処理を行うプレミアム機能は有料プランに組み込めば、基本的には赤字にはならないという試算でしょうか。
- Source CNBC