(image: REWA Technology)
iPhone 16 Proでは前モデルと比べて排熱処理がかなり向上しており、熱暴走することがほとんど無くなったと言われています。
実際に、内部構造はどのように変化したのでしょうか?
iPhone 16 Proの分解動画をREWA Technologyがアップしているので、そちらをチェックすると内部構造が良く分かります。
(image: REWA Technology)
iPhone 16 Proのバッテリーは金属シェルに覆われており、一回り大きくなりました。
バッテリー容量は9.41%アップしています。
(image: REWA Technology)
リアカメラモジュールは大きくなりましたが、フロントカメラモジュールとロジックボードは小型化され、大きくなったバッテリーパックの収納スペースを確保しています。
(image: REWA Technology)
ディスプレイの裏側に貼り付けられている黒い保護カバーはさらに大きくなり、全体を覆っています。
この保護カバーは、バッテリーやチップから出る熱の放出に役立ちます。
iPhoneを急速充電したりビデオ撮影やゲームプレイ時に画面が熱くなるのは、そのためです。
(image: REWA Technology)
バッテリーパックを収納する部分のシャーシは「グラファイトクラッドアルミニウム」で作られています。
この素材は通常のアルミニウムと比べて熱伝導性が高く、前述のバッテリーパックの金属シェルと合わせることで、iPhone 15 Proよりも排熱性能が5倍向上したと報告されています。
iPhone 15 Proからわずか1世代しか変わらないiPhone 16 Proですが、バッテリーの大容量化と放熱性の改善は、実用面や製品寿命でかなりの差を生むことになりそうです。