iPhone 16 Proは廃熱処理が5倍向上で熱暴走にかなり強くなっている

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IPhone16Pro battery shell teardown 1
(image: REWA Technology)

iPhone 16 Proでは前モデルと比べて排熱処理がかなり向上しており、熱暴走することがほとんど無くなったと言われています。

実際に、内部構造はどのように変化したのでしょうか?

iPhone 16 Proの分解動画をREWA Technologyがアップしているので、そちらをチェックすると内部構造が良く分かります。

IPhone16Pro battery shell teardown 2
(image: REWA Technology)

iPhone 16 Proのバッテリーは金属シェルに覆われており、一回り大きくなりました。

バッテリー容量は9.41%アップしています。

IPhone16Pro battery shell teardown 4
(image: REWA Technology)

リアカメラモジュールは大きくなりましたが、フロントカメラモジュールとロジックボードは小型化され、大きくなったバッテリーパックの収納スペースを確保しています。

IPhone16Pro battery shell teardown 6
(image: REWA Technology)

ディスプレイの裏側に貼り付けられている黒い保護カバーはさらに大きくなり、全体を覆っています。

この保護カバーは、バッテリーやチップから出る熱の放出に役立ちます。

iPhoneを急速充電したりビデオ撮影やゲームプレイ時に画面が熱くなるのは、そのためです。

IPhone16Pro battery shell teardown 5
(image: REWA Technology)

バッテリーパックを収納する部分のシャーシは「グラファイトクラッドアルミニウム」で作られています。

この素材は通常のアルミニウムと比べて熱伝導性が高く、前述のバッテリーパックの金属シェルと合わせることで、iPhone 15 Proよりも排熱性能が5倍向上したと報告されています。

iPhone 15 Proからわずか1世代しか変わらないiPhone 16 Proですが、バッテリーの大容量化と放熱性の改善は、実用面や製品寿命でかなりの差を生むことになりそうです。

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