iPad mini 7の分解により、ゼリースクロールを改善する設計変更は無いことが判明

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iPad mini 7 (A17 Pro)の分解動画をiFixitが公開しています。

注目したいのが、ディスプレイのゼリースクロールの比較。

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(image: iFixit)

(左)iPad mini 6と(右)iPad mini 7

ディスプレイの左右で遅延がどれだけ発生するかを目視するテストでは、特に変化はみられません。タイミングによってはiPad mini 7の方が遅延が出ていたりして、ほとんど同じようにも見えます。

iPad mini 7の発売日にアップされたゼリースクロールのテスト動画では、わずかに改善されているように見えましたが、こうやってラインを使った比較では、ほとんど変わっていない印象を受けます。

iPad mini 7内部のレイアウトについても、iPad mini 6からほとんど変更は無く、ディスプレイコントローラーの基板の大きさにも変更はありません。

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(image: iFixit)

ゼリースクロール問題の原因の1つに、過密レイアウトによりディスプレイコントローラーの基板が液晶パネルに接触していることが挙げられていましたが、iPad mini 7になっても基板サイズや過密レイアウトに変更はなく、また搭載されているチップも同じように見えます。

つまり、ゼリースクロールを改善するための対策は一切施されていないということです。

それでもわずかに軽減されているように感じるのは、液晶パネルの変更によるものでしょうか。

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(image: iFixit)

今回の分解レポートでの地味に大きな発見は、Appleロゴが取り外せるようになっていることです。

クリスマスの飾りみたいですね。

というわけで、iPad miniのゼリースクロール問題については、Appleが主張するように「LCDの仕様によるもので異常ではない」とするなら、2〜3年後のモデルチェンジで、iPad mini 8にOLEDが搭載されるまで付き合うことになります。

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